軍事転用可能な機器を無許可で輸出したとして「大川原化工機」(横浜市)の社長らが逮捕、起訴され、その後に起訴が取り消された事件で、
同社の社長らが捜査の違法性を主張し、国と東京都に賠償を求めた訴訟の判決が27日午後2時、東京地裁で言い渡された。
国家権力は白い物でも強引に黒にする事が可能と言われてきたが、今回は明らかに根拠とする証拠がおかしいので、被害者側はギリギリのところで検察や公安の捏造に利用されずに済んだ。
通常は、警察、公安、検察、裁判所、これらはグルになって動くが、あまりにも強引であからさまな捏造捜査だったことが敗訴の大きな要因だろう。
しかし、捜査の捏造で拘留されたことが原因で、役員の一人は拘留中にがんの発見、治療が遅れ亡くなっている。
<時系列>
①公安:「あなたの会社が製造してる装置は、軍事転用可能で、それを輸出してただろ?(言いがかり)」
②社長ら:「いや、そういう装置ではありませんよ、装置の構造を良く調べてください!」
③公安:「とりあえず、逮捕して拘留します(強引に起訴して有罪にさせたい!成果を残して出世したい!)」
④検察:「起訴します(基本的に公安とグル)」
⑤検察:「あれ!? よく見てみると、この装置の構造ではどう見ても軍事転用できないよ、起訴できないわ(起訴取り消し)」
⑥社長ら:「国と東京都を相手に提訴します!5億6000万円の賠償求めます!人も亡くなってるし。」
⑦東京地裁:「冤罪です。国と東京都の負けです」
<解説>
①の段階で公安や検察は、自己の出世のためのトリガーに使うため、常に事件を探し求めている(場合によっては強引に黒にする)。
(例外的に、権力者の捜査は幹部の出世に響くのでやらない(政府、政治家等)。やったとしても極めて慎重に捜査を進め、最小限の捜査で終わらせる)
⑤の拘留中に会社役員の一人が癌の治療が遅れ亡くなる。
⑤の時点で逮捕した担当公安の出世が終了し、検察も自らの出世に響く可能性があるので慌てて起訴を取り消すも、時すでに遅し。
この件を担当した公安と検察の連中は出世できず、経歴に傷がついたことで、これ以降窓際族になる事になる(彼らが一番恐れている事)。
しかし、大川原化工機が被った損害と勾留、取り調べを受けてきた人達の辛さに比べたら、全く釣り合わない。
これは他人事ではなく、いつ自分らが公安や検察の出世のための餌食にされるのか分からない。ターゲットにされた数々の犠牲者も少なくはないだろう。
「国家権力が国の秩序を守る」とはこういうことを言うのだろうか。
https://news.yahoo.co.jp/articles/c6b5872cef4d8551fcfb2...
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