日本人からすると『なぜ?』と思うようなコトやモノが外国人の間ではひそかに人気になっているケースがあります。
例えば、たまごサンドやTKG(たまごかけご飯)が訪日外国人に人気ということが注目されています。
都内のお店ではひっきりなしに外国人が来店するとのことですが、きっかけはSNSとのことです。
日本国内でたまごサンドを提供するお店はコンビニを含め多く見かけますが、ボリューム満点に盛り付けられたたまごサンドのダイナミックなヴィジュアルや、
生の鶏卵を食す画に目を奪われた外国人旅行者は少なくないようです。
TKGに関しては、様々な事情で生の鶏卵を食す文化や慣習が無い国からすると興味深いものにうつるでしょう。
考えてみれば、普段の生活で慣れ親しんでいる食材が驚きの姿・カタチで現れたら「実際に見てみたい!試してみたい!」などと好奇心を掻き立てられる可能性は高いです。
ちなみに、香港では数年前から日本食専門店で日本産の鶏卵を使用したTKGが人気となっており、日本産の鶏卵の輸出が右肩上がりです。
さて、日本人には当然に思われるモノやコトでも、外国人にとっては“自国には無いもの“は珍しさから注目されやすいのです。
特にSNSで日本の四季が移りゆく美しい景色や観光地の風景を発信しているものについては、スイッチが入り完全に目をハックしてしまいます。
雪の降らない暖かい国では、人生で一度は雪を見たい、雪に触れたいという思いもあるようで、特に日本から近い東南アジアからは、雪のシーズンを楽しむ訪日旅行客が増加しています。
また、日本の雪のシーズンとは真逆になる南半球のオーストラリアやニュージーランドからも、ホリデーシーズンに雪を楽しむために訪れるのはスタンダード化しているほどです。
しかし、桜や紅葉、雪景色が見られる国の方でも、なぜこんなにも日本へそれらを見に来るのか尋ねたことがあります。
「それは“自然を愛でる文化”が日本人には根付いている、日本人が素晴らしいと思うそれらを、外国人も同じ景色の中で体験したい」とのことでした。
・逆輸入気味の日本ブーム
例えば、浅草寺・浴衣・着物など、外国人にとって分かりやすい日本文化や観光地は外国人旅行者の増加につれて日本人も増加していることもあります。
訪日外国人が浴衣や着物を着てSNSで発信!それをみた日本人が逆に挑戦!そして発信!
そして正のスパイラルが完成したことで、今では着物を着て浅草観光というコンテンツは、外国人旅行者に限らず、若い日本人旅行者にも人気のコンテンツになりました。
実際に訪日外国人旅行が顕著になる前と比べ着物レンタルのお店は増加しています。浅草周辺でも筆者調べでは70店舗ほどあります。(以下略)
https://gendai.media/articles/-/12139...
返信する