ガザにいる71歳の母は家族をのみこんだがれきを見つめている


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001 2023/12/04(月) 20:51:01 ID:zPFsepdTpE
これは現実なのか。

おいの声は震えていた。ギリシャからの電話だったが、その言葉が5000マイル(約8000キロ)の遠方から届いているのか、それとも自分の耳からなのか、動揺して激しく鼓動する自分自身の心臓からなのか、分からなかった。

おいに伝えられた現実を理解するまでに数秒かかった。まるで深い場所にうずめていた暗い悪夢が、いきなり他人の言葉で声を持ち、自分を震え上がらせるように。

弟のマジェド。その妻のサファア。2人の子どものリマン18歳、シワル13歳、アリ7歳……。

そして9歳のオマルは、サッカー選手になるのが夢だった。

6人全員、私の家族たち。

逝ってしまった。

午前5時、発表された休戦が発効する2時間前。イスラエルの空爆で、私の愛する者たちと愛猫の「ラッキー」が、ベッドで寝ていたところを殺された。眠っていたか、うとうとしていたところへ、過去45日間、(パレスチナ自治区)ガザで一家を守ってくれていたドアと天井を、砲弾が突き抜けた。かつて安全を約束してくれた壁が崩れ落ち、彼らの体を何トンものがれきの下敷きにした。

オマルの遺体だけが、爆発現場から20メートル離れた場所で見つかった。発見されるという「幸運」を経て、サッカー選手を夢見た少年は、慌ただしく埋葬された。

残る家族はまだ収容されないまま横たわり、71歳の私の母はがれきの前で、優しく愛しい我が子の死を嘆き悲しんでいる。母は付近をうろつく飢えた野良犬から彼らの遺体を守りたいと願う。自分の息子とその妻と、大切な子どもたちの神聖さが汚されることを恐れて。

数日前、私は米国からの電話で家族にいとこの死を伝える側だった。家族はまだそのことを知らなかった。わずか数分の距離に住んでいながら、もう何週間もの間、彼らはほかの人類と切り離れている。彼らは死者をいたみながら、愛する人たちをあまりに多く失ったために、きちんと悲しむ時間をもてずにいる。ある意味でこれは、人間の命の価値をおとしめる。ここでは不幸にも、死がありふれたものになっている。

以下ソース(長文)
https://www.cnn.co.jp/world/35212312.htm...

筆者のハニ・アルマドホーンさんと家族。おいのオマルくん(ハニさんの隣)とアリくん(一番手前)はイスラエル軍の空爆によって死亡した

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