ミャンマー戦国時代突入へ、登場部族が多すぎてもう何が何やら! 取り敢えず現軍事クーデター政権は戦国末期の足利将軍家の様相


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001 2023/11/11(土) 04:42:01 ID:YTP1/9/Xgc
●登場する部族

チン族
コカン族…18世紀に中国から落ち延びた軍家ヤン一族をルーツとする。ミャンマー人口の約0.1%を占める【独自の民族国家樹立を志向】
カチン族…ヒスイ(硬玉、本翡翠、ジェダイト)の世界有数の産地を根城とする
カレンニ族
ワ族…洗練された近代兵器で武装。中立の裏でせっせと反体制派に武器供給、バックに中国【独自の民族国家樹立を志向】
カレン族
ラカイン族…アラカン軍の設立に貢献
パラウン(タアン)族…人里離れた丘の上の村で暮らす【独自の民族国家樹立を志向】

●登場する武装勢力

軍事政権の国軍…戦国時代末期の足利将軍家状態。崩壊秒読み
国民統一政府(NUG)…選挙で選ばれクーデターで退陣させられたアウンサンスーチー率いる国民民主同盟(NLD)の議員が設立
国民防衛隊(PDF)…親NUG派の民兵組織
同胞同盟↓
・アラカン軍…シャン州最強だが不気味な沈黙
・ミャンマー民族民主同盟軍(MNDAA)…コカン族による反乱軍【独自の民族国家樹立を志向】
・タアン民族解放軍(TNLA)…パラウン州解放戦線の軍事部門【独自の民族国家樹立を志向】

●経緯

ミャンマー北部のラウッカインという都市に何千人もの中国人が働く詐欺センター街があり、年間数千億円を荒稼ぎ、もちろん詐欺のターゲットは中国本土、そこでは人身売買の被害者が残忍な扱いを受けている…こんな話題で中国国内が持ちきりに。

事態収拾に動いた中国政府がミャンマーの軍事政権に対して詐欺センターの取り締まりを要請するも、軍事政権に完全無視される。それもそのはず、詐欺センターの運営者は軍事政権の関係者。世界有数の宝石と麻薬の産地であるミャンマーの軍部は軍とは名ばかりの実質マフィアなのだ。ならばと中国、反政府勢力を取り込んでラウッカインを包囲させ、中国人詐欺犯4000人の逮捕・強制送還に成功。だが人身売買の被害者たちは見張りによって大勢が殺害されてしまう。被害者救出に失敗した中国当局は国内でメンツ丸潰れに。この「落とし前」をつけるべく…いろいろあって…ミャンマーの軍事政権は反乱軍に押し込まれてアッという間に虫の息。

しかし中国の不興を買った軍事政権が倒れたところで、それを倒した反乱軍は方向性がバラッバラでどうせ3秒で空中分解。ミャンマーの戦国乱世はまだまだ続くよ!

BBC
https://www.bbc.com/japanese/6736681...

【外務省】ミャンマー・シャン州北部の戦闘状況に関する注意喚起
2023年11月08日
https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcspotinfo_2023C056.htm...

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002 2023/11/11(土) 07:38:21 ID:YTP1/9/Xgc
ミャンマーが軍や部族を自称するマフィアの支配や抗争に明け暮れる原因がこれ

〈ミャンマーで産出される宝石〉
ルビー(世界最高品質)
ブルーサファイア
レッドスピネル
ペリドット
アイオライト
ジルコン
アクアマリン
シリマナイト
カイヤナイト
ブルーアパタイト
イエローダンビュライト
あと、中国人が珍重し大量消費する翡翠(翡翠)

AFP:2021年3月1日
ヒスイとルビー、巨額の富とミャンマー軍部
https://www.afpbb.com/articles/-/333248...

武器を買う金がいくらでも湧いてくるわけだ
あるところには山ほどある↓

AFP:2016年10月20日
全長5.8メートル、ミャンマーで巨大なヒスイの原石発見
https://www.afpbb.com/articles/-/310510...

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003 2023/11/11(土) 08:02:00 ID:lzjA1mw4pQ
[YouTubeで再生]
地図中に丸で囲ってあるのは マレー半島 です。イギリスは東南アジアの中でもマレー半島、そして地図の左上あたりに位置する ミャンマー(ビルマ) に進出しました。イギリスはいったい、どうしてこれらの場所に植民地を建設したのでしょうか?実は、その理由は 中国とインドの接続 にありました。

1858年、イギリスはインドに インド帝国 と呼ばれる植民地を建設しました。イギリスにとってインドは重要な植民地でした。1840年に始まった アヘン戦争 以降、イギリスは中国への進出を強めていきました。イギリスにとって中国も重要な植民地でした。そこでイギリスは、インドと中国とを接続するために 東南アジアを通る海上ルートを確保しようと考えたのです。東南アジアの中でも マレー半島 や ミャンマー が、この海上ルートの途中で立ち寄るのに適した中継地点だったため、イギリスはマレー半島とミャンマーに進出したのです。

イギリスが東南アジアを植民地化したのは 中国とインドを結ぶため でしたね。だからこそ、中継地点である東南アジアには両国からの移民も多くやってきたのです。マレー半島から見て北西部に位置し、インドのすぐ隣にある ミャンマー へも、イギリスは進出しました。 イギリスは1824年から3度にわけて行われた ビルマ(ミャンマー)戦争 で、当時ミャンマーにあった コンバウン朝 という王朝を滅ぼすと、ミャンマーをインド帝国に併合しました。 以上、イギリスの東南アジア進出について学習しました。イギリスは闇雲に進出したわけではなく インドと中国を結ぶ海上ルートの中継地点を確保する という目的を持っていたのです。これをしっかり覚えておきましょう。
https://www.try-it.jp/chapters-11894/lessons-11901/p...

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004 2023/11/11(土) 08:38:26 ID:2.FhYhB/7k
>ミャンマー戦国時代突入へ、登場部族が多すぎ

戦国時代なんてもうずっと前の前世紀からの話。
最近の話ではない。第二次世界大戦後からずっとこう。
90年代から各民族解放戦線との間で漸次停戦が実現したが
それでも局地戦は続き、武装解除も地方勝手自治も解消することはなかった。
ただ民主化が始まり、スーチー時代になって国軍が制御されて
停戦が落ち着き始め、雪解けが始まり、統一の目も出てきていた。
それをぶち壊したのはクーデターを起こした現在の軍政。
軍が再び実権を握ることで各民族解放戦線が硬化し、
国軍の各民族への攻撃も再開し、民主勢力への弾圧も始まった。
そのため、追われた民主勢力が各民族解放戦線と合流して反軍政に動いている。

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005 2023/11/11(土) 09:24:16 ID:YTP1/9/Xgc
>各民族解放戦線

宝石・翡翠・麻薬の利権にまみれたマフィア同士の縄張り争い
スーチー以前の軍事政権も単なる巨大マフィアだったし
クーデターが起きたのも世直しのためなどではなくただ利権を牛耳りたいがため

ミャンマーはアジアのコンゴだ

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006 2023/11/11(土) 10:31:10 ID:Ve5eW54zMA
カチン族が何か強そうだな
股間族ってw

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007 2023/11/11(土) 11:04:57 ID:Rm22YsVFTU
マン族はオメ族はいないの?

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008 2023/11/11(土) 11:53:24 ID:2.FhYhB/7k
>>5
>スーチー以前の軍事政権も単なる巨大マフィアだったし

今も全然変わりない。
というか、国内市場が大きくなって外国資金も入り、
むしろ傘下の企業が巨大になっただけ今の方が酷いよね。
民族解放戦線は確かに宝石・翡翠・麻薬の利権争いが大いにあるけど、
それだけではない。
コンバウン朝時代のビルマ族やイギリスとの争いが根底にある。

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009 2023/11/11(土) 11:56:49 ID:q83IL0wA26
高田馬場は、「リトルヤンゴン」と言われミャンマー人が多く住んでいるらしい

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010 2023/11/11(土) 12:06:11 ID:E2F.CFXW2M
https://twitter.com/ThomasVLinge/status/1719744773...

https://ja.wikipedia.org/wiki...北部同盟 (ミャンマー)

(NA-Bとも略される)は、ミャンマーにおける4つの民族的反政府勢力、アラカン軍(AA)、カチン独立軍(KIA)、ミャンマー民族民主同盟軍(MNDAA)、タアン民族解放軍(TNLA)からなる軍事同盟である。2016年12月以降、北部同盟はシャン州のムセ、モンコ、パンサン、ナムカム、クカイ駐留のミャンマー軍と激しい武力衝突を続けている。

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011 2023/11/11(土) 12:56:50 ID:E2F.CFXW2M
参考
ミャンマースレ(19世紀ビルマは英植民地化)
https://bbs58.meiwasuisan.com/world/1492911911/l5...
メコン地域諸国(20世紀他~WW2後世界最大の麻薬密造地帯
https://bbs58.meiwasuisan.com/world/1564840797/l5...

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012 2023/11/11(土) 13:26:16 ID:E2F.CFXW2M
[YouTubeで再生]
1027作戦 ၁၀၂၇ စစ်ဆင်ရေး
10月27日、東北部に基盤をおく少数民族勢力がつくる「兄弟同盟」は、対国軍攻勢の開始
https://www.asean-economy.com/asean-report/myanmar-report/32...
作戦の主な目的が次のように詳述されている。
「民間人の命を守る」
自衛権を主張する
自分たちの領土の支配を維持する
国家行政評議会による継続的な砲撃と空爆に断固として対応する
圧政的な軍政を根絶する
ミャンマー、特に中国とミャンマーの国境沿いを悩ませている広範なオンラインギャンブル詐欺と闘う
https://en.wikipedia.org/wiki/Operation_102...

米国平和研究所(USIP)は、北部同盟による「1027作戦」には中国の支援があるとの見解を発表
https://myanmarjapon.com/newsdigest/2023/11/10-58977.ph...

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013 2023/11/11(土) 14:32:31 ID:E2F.CFXW2M
2016年ロヒンギャ虐殺
    ↓
2017年8月 アラカン・ロヒンギャ救世軍( ARSA )が反撃開始
この組織はパキスタンのカラチで生まれサウジアラビアのメッカで育ったロヒンギャの男性、アタウラ・アブ・アンマル・ジュニが率いている。
ARSA はミャンマーの他の武装勢力とは異なり、ARSA の文書による声明のほとんどはもっぱら英語で書かれ

この辺から戦火が拡大していったっぽいけどアラカン軍(AA)とアラカン・ロヒンギャ救世軍( ARSA )は敵対関係?
https://en.wikipedia.org/wiki/Three_Brotherhood_Allianc...

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014 2023/11/11(土) 14:53:13 ID:2.FhYhB/7k
ロヒンギャは他国がどう言おうとも
ミャンマー人にとっては盗人で殺人者。
スーチーでもこの国民的な感情にあがなうことはできなかった。

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015 2023/11/11(土) 15:13:29 ID:E2F.CFXW2M
[YouTubeで再生]
ミャンマーは大統領を元首とする共和制国家であったが、2021年ミャンマークーデターにより、国家行政評議会議長を事実上の国家指導者とする軍事政権となっている。

ミャンマー内戦(2021年~現在)
クーデター後の数カ月で、野党は挙国一致政府を中心に団結し始め、統一政府は軍事政権に対する攻撃を開始した。2022年までに反政府勢力は、人口はまばらではあるもののかなりの地域を支配した。
多くの村や町で軍事政権の攻撃により数万人が追放された。クーデターから2周年を迎えた2023年2月、国家行政評議会議長のミン・アウン・フライン氏は、郡区の「3分の1以上」に対する安定した支配力を失ったことを認めた。独立した観察者らは、これらにはすべての主要な人口密集地が含まれているものの、実際の数はおそらくはるかに多く、タトマドー(ミャンマー軍)の支配下に残っているのは330の郡区のうちわずか72のみであると指摘している。
 2023年10月、ビルマのメディアは、タトマドーの下層階級が空っぽになり始めており、脱走や士気の低下が非常に一般的であると報道し始めた。また、タトマドーは現在、国土の40%弱を支配しているとも報じられている。11月初旬、ビルマ北部の3つの武装民兵組織、MNDAA 、 TNLA 、 AAが正式に紛争に完全参戦したと報告された。3人が発表した声明では、80以上の軍事基地と国境の町チンシュエホーを占領したと述べた。https://en.wikipedia.org/wiki/Timeline_of_the_Myanmar_c...

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