(抜粋)
円安による苦境は、ベトナムの若者にも伝わっています。
技能実習生の受け入れや監督などを担う監理団体「日本アジア青年交流協会」は、これまでハノイで日本語学校を運営し、400人以上のベトナム人を受け入れてきました。
しかしこの数か月、現地のスタッフからは「人が集まらない」という厳しい報告が届いています。
現地のスタッフ
「前まではハノイ近郊の町で募集をすれば、日本に行きたいベトナム人が集まっていましたが、(円安で)日本に行って得られる賃金との差が縮まっているため、今は希望者を見つけるために片道7~8時間かけて農村部まで足を運ぶこともあります」
この監理団体は、現地で日本語学校を運営しているためベトナムからの受け入れは続けていくつもりですが、今後はカンボジアやスリランカなど他の国からの実習生を増やすことを検討しています。
円安でも、日本で実習したいと少しでも思ってもらえるよう、実習生の待遇や負担する費用についても見直していく必要があると考えています。
一般社団法人 日本アジア青年交流協会 秋山香緒里さん
「安い賃金だと募集をかけても集まりませんので、受け入れ企業には“もう少し賃金を上げられないか”、“手当をつけて上乗せできないか”とお伝えすることもあります。円安がどれくらい続くかわかりませんが、監理団体としては紹介できる体制を維持しなければなりません」
●ミャンマーでは希望者が急増
「円安」による波紋が広がる一方で、日本を目指す若者が殺到しているのがミャンマーです。
現地の若者たちに日本語などを教えて送り出す団体「ミャンマー・ユニティ」では10月末に面接が行われていました。
集まったのは、介護の技能実習生として日本に行くことを希望する若者100人。
真剣な表情で説明に聞き入っています。
面接では5人ずつのグループごとに、日本語の自己紹介を行っていました。
この団体のもとに「日本に行きたい」と応募した人数は、2021年2月のクーデター前と比べて6倍に達しています。
(2022年11月14日)
「日本で働きたいですか?」円安で変化するアジアの若者たち
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20221114/k1001389028... グエンさんたちは在留期限が切れた順に日本からいくなってくらしい
おつかれ~
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