プロ野球、阪神がリーグ優勝を果たした場合、大阪 ミナミの道頓堀を中心に多くの人が集まることが予想されることから、大阪市は警察と連携して雑踏事故を防ぐ対策を実施することにしています。
阪神が優勝すると、大阪市の繁華街などに多くの人が集まり優勝を祝うのが恒例となっていますが、2003年のリーグ優勝時には道頓堀の戎橋から5000人以上が川に飛び込む騒ぎとなり、1人が死亡したほか、複数のけが人が出ました。
阪神が優勝した場合、今回も道頓堀を中心に多くの人が集まることが予想されることから、大阪市は警察と連携して雑踏事故を防ぐ対策を実施することにしています。
優勝が決まった日は、長さおよそ40メートルの道頓堀橋に高さ2メートルほどのシートを設置して、すぐ東側にあり多くの人が集まる戎橋側を見えなくするようにします。
歩行者が道頓堀橋の上に立ち止まるなどして、御堂筋に雑踏が発生しないようにするための措置だということです。
戎橋周辺におよそ30枚貼られていた飛び込みの防止を呼びかけるポスターも、8月中に貼り替えなどを行い、今一度、注意を呼びかけているということです。
大阪市の横山市長は「飛び込みや不幸な事故が起きると、お祝いムードも台なしになってしまう。『アレ』になった瞬間は楽しく祝い、トラブルがないようにしてほしい」と、落ち着いた行動をとるよう呼びかけています。
●優勝の場合 戎橋の両端スロープを通行止めに 周辺も立ち入り規制
阪神タイガースが優勝した場合、戎橋の周辺には多くの警察官が配置され、通行規制などが行われる予定です。
戎橋は中央に丸い形の広場があり、両端に川沿いの遊歩道につながるスロープが設置されています。
警察は今回、リーグ優勝した場合は、両端のスロープを通行止めにするほか、橋の周辺にある遊歩道への立ち入りも規制するということです。
また、近くにあるビルから戎橋の混雑状況を確認し、危険な兆候があれば、橋そのものの通行を一時的に規制するとしています。
さらに、歩行者の誘導や注意の呼びかけを行うため、いわゆる「DJポリス」と呼ばれる警察官を、戎橋の上や御堂筋沿いなど5か所に配置する予定です。
大阪府警察本部は、優勝が決まる可能性がある日は試合前から戎橋の周辺などで警戒にあたることにしています。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230913/k1001419424...
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