市立小学校のプールにおける水の流出事故について
市立稲田小学校(多摩区宿河原3-18-1)において、プールの注水に際し、止水作業に失
敗し、5日間注水し続けたことで、プール約6杯分に当たる約2,200.の水を流出させた事
故が発生しました。また、損害額約190万円の5割相当額である約95万円を関係職員に賠償
請求しましたので、併せてお知らせします。
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事故の概要
(1)令和5年5月17日(水)11時頃、プール開きに向けて、小学校の教諭がプールへの注
水を開始したものの、止水作業に失敗し、同月22日(月)15時頃まで注水し続け、多額
の水道料金・下水道料金の支払いが発生しました。
(2)推定流出量は、2,175.5.です。
※事故が発生した小学校のプール約6杯分
(3)推定流出量に基づく損害額は、1,900,624円です。
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事故の原因
プール開きに向けて、教諭がプールに注水し、後に注水スイッチを切って、止水したつもり
だったが、ブレーカーを落とした状態であり、注水スイッチの電源が喪失していたために、栓
が閉じず、注水が継続した。なお、止水作業時、プールの吐水口を確認して、止水しているこ
とを確認しなかった。
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経過
5月17日(水)11時頃
教諭が注水スイッチを操作し、栓を開いて注水を開始したもの
の、注水と同時にろ過装置も作動させたため職員室の警報音が鳴っ
た。教諭は、警報音を止めるためにブレーカーを落とした。(実
は、注水スイッチの電源も喪失していた。)
17時頃
教諭が、止水のため注水スイッチを切ったが、実はブレーカーが
落ちた時に電源が喪失していたため、注水スイッチが機能せず、栓
が閉じず、注水が継続していた。
5月22日(月)15時頃
プールでの作業を予定していた用務員の指摘により、教諭が、プ
ールの吐水口を確認し、注水が継続していることに気づいた。
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再発防止
(1)全学校に対し、年度当初のプール使用開始前に実施する業者の点検作業に教職員が立ち会
い、機器の取扱説明を受け、給水も含めた装置操作方法を確認するよう徹底します。
(2)全学校の教職員を対象とした研修会等を通じて、水栓の開閉栓に関する確認を徹底します。
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