すばる望遠鏡改良 暗黒物質に挑む 星100万個を一網打尽


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001 2023/08/08(火) 16:10:52 ID:kKMbZT.vRk
 国立天文台が、米ハワイ島のマウナケア山頂につくった「すばる望遠鏡」が来年、最新鋭の観測装置を使った新たな観測を始める。宇宙にたくさんあるはずなのに、見ることも触ることもできない「暗黒物質(ダークマター)」の謎に迫れると期待される。星や銀河が生まれる際に欠かせないとされる暗黒物質の分布が明らかになれば、宇宙がどう始まったのかの解明につながりそうだ。
 現在、組み立てが進んでいる観測装置は「超広視野多天体分光器(PFS)」。プリズムを使って光を七色に分けるように、天体からの光を波長ごとに調べる「分光」という手法で、星の動きや銀河までの距離などを詳しく測ることができる。

 これまでは天体を一度に数十ずつまでしか分光観測できないことが多かったが、PFSは一度に2千を超える天体を分光観測できる。単純な比較は難しいが、従来の100倍ほどの効率で観測できる世界に例を見ないシステムになりそうだ。

 大きな目的の一つは、宇宙の4分の1を占めるにもかかわらず、正体が不明な暗黒物質の分布を知ることだ。銀河にある星は、暗黒物質の重力に引かれて軌道が変化している。そのズレを一つひとつ調べることで、暗黒物質がどこにどれだけあるかを探れるという。

 PFSは来年から5~6年で計360夜の観測時間を使い、地球や太陽がある天の川銀河と、隣のアンドロメダ銀河で計100万個の星を分光観測する計画だ。

 星や銀河は、暗黒物質の重力がなければ集まりきることができず、これほどたくさん生まれなかったとされている。暗黒物質の分布を調べることで、星や銀河がどうやって生まれ、増えていったのかという過程が解き明かせそうだ。

 このほか、極めて遠くにある300万の銀河までの距離を測り、宇宙がどう膨張してきたかも調べる。これからも宇宙は広がり続けるのか、それとも膨張速度が速くなり過ぎて分子や原子までもがバラバラになる終わり方をするのかを突き止められる可能性がある。
https://news.yahoo.co.jp/articles/0582922093c1013d819e8...

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002 2023/08/08(火) 16:44:16 ID:kKMbZT.vRk

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