今井絵理子・松川るいが参加した「パリ視察」…研修はわずか6時間 セーヌ川クルーズや買い物

これまでの国会での発言は、増税を容認するようなものばかりだった

　この視察の一点をとって、揚げ足をとっても無意味だと思う。大事なことは、この松川るい議員が、どういう政治姿勢をもって政治活動を行い、そして、フランスのパリ視察大炎上へ至ったかが問われているのだ。この大炎上を表面的と指摘するのはいいが、その指摘も表面的になってしまっては意味がないだろう。保守系の政治家が何かで炎上したら、「普通の発想」「問題ない」「本質ではない」などととりあえず言っておく批評こそ、表面的ではないのだろうか。

　今回、松川るいの議員初当選から今日に至るまでの、国会での発言をすべて読んでみた。松川の8年目になる国会活動で、発言は297回（会議数は50件）あった。典型的な自民党の政治家であろう。自分の担当する外交分野において、あれが足りない、これが足りないと指摘をして、増税に賛成するという立場をずっと堅持していた。

　特に今回の件と関係する発言があったので、それを例にとってみたい。令和4年11月10日の外交防衛委員会だ。

返信する