日本生まれ外国籍の18歳未満に法相裁量で「在留特別許可」 「特例」が「前例」移民拡大、フランスの二の舞いに
「子供自身に責任はないのに生活が不便な状況に置かれており、何とか救えないかと検討してきた」
斎藤法相は、今回の措置の趣旨をこう説明した。また、こうした対応は「今回限り」とも述べた。
出入国在留管理庁によると、日本で生まれて在留資格のない18歳未満の子供は201人おり、7、8割の子供に在特が与えられる見通し。
ただ、親に、(1)不法入国(2)偽造在留カード行使や偽装結婚(3)薬物使用や売春4()懲役1年超の実刑(5)複数回の前科―などの事情がある場合は対象外となる。
斎藤法相は特例措置としているが、筆者はこの「特例」が「前例」に変化し、「不法滞在者が子供を理由に在留を主張する」「日本での出産を増やす」などの問題が起きることを懸念する。
筆者は、埼玉県南部に集住するトルコ国籍のクルド人が、住民と起こしているトラブルについて取材している。改造車の暴走や騒音、ケンカや病院への押しかけ、女性への「ナンパ」…。
数千人いる在日クルド人は、日本での法的地位があいまいだ。大半は出稼ぎが目的で来日したとされるが、トルコに迫害されると難民申請をして、日本に残っている。そして、認定不許可の決定の後で、強制送還前に一時的に入管施設外で暮らす「仮放免」という立場の人が多い。
在日クルド人の多くは、法相決定を受けて、「子供を理由に日本に残れるかもしれない」と期待しているという。
ただ、日本で生まれたクルド人の中には、非行や不登校などの問題を抱える子供もいる。日本語が不自由で、学校の勉強にもついていけない子供もいる。
埼玉県警川口署は1日、威力業務妨害の疑いで、川口市居住でトルコ国籍の男子中学生(14)を逮捕した。川口市内の商業施設で複数人でたむろして喫煙していたところ、警備員に注意された。すると、「外国人を差別するのか」「爆破してやる」と脅し、その商業施設に花火を放り込んだ脅迫と威力業務妨害の疑いだ。
ある川口市民は「子供を含めた外国人の迷惑行為がある。斎藤法相には川口で現実を見てほしい」と語った。
クルド人は一例だ。日本では戦争直後から現在まで、外国人の子供たちによるトラブルが発生してきた。多くの人々が人権への配慮で黙り、世の中に知られなかった。
https://news.yahoo.co.jp/articles/d41be0d7a6ad74369d29b...
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