ウクライナを攻撃する「自爆ドローン」に多くの“日本製部品”が…研究所長「日本に“ありがとう”と言いたい」と痛烈な皮肉も
2023/07/21 17:30
今回取材したウクライナにある研究所では、ロシア製の極超音速ミサイルを調査・検証した結果を軍などに提供している。その後、ウクライナ軍はこのミサイルの撃墜に成功しているという。
一方、研究所長はイラン製ドローンに日本製の部品が多く使われていることについて、私たちに「ありがとう」と皮肉を言った後、スマホの画面をかざし証拠を見せてくれた。
【中略】
ドローンに部品提供している日本に「ありがとう」と言いたい
犯罪科学研究所 オレクサンドル・ルビン所長:
研究所には400人以上の専門家がおり、97の研究分野で分析を行っている。私たちは使用された兵器、それがどこから発射されたのか、その特徴を明らかにする。また可能であれば、誰がこれらの行動を指示したのかを特定する
発射された場所は占領されているウクライナ領か、ロシア領か、もしくはベラルーシ領なのか、またどの戦闘機から発射され、戦闘機のパイロットは誰なのかまで分析できることもあるという。
分析した情報によって戦局を有利に展開できるだけでなく、戦争が終わった後にミサイルなどで多くの市民が亡くなったことを、戦争犯罪として立件できるように証拠を集めることも重要な使命と話す。
ルビン所長は研究所の役割などを話した後、「シャヘドを知っているか」と聞いてきた。「シャヘド」とは、ウクライナ取材中、首都・キーウを何度も襲ったイラン製の自爆ドローンで、毎日のように空襲警報が鳴っていたのでもちろん知っていた。
しかし我々、日本の取材班に聞いてきた所長の真意は別の所にあった。
ルビン所長は「シャヘドに多くの日本の部品が使われている」「ありがとうございます」「その証拠を日本国民に見せよう」と言うと、スマホの画面を見せてきた。
そこには、「シャヘド」のエンジンのスパークプラグがあり、はっきりと「JAPAN」の文字が見える。
どのようにして日本製の部品をイランが入手したのかは分からないが、ドローンによりウクライナで多くの人が亡くなり、負傷している現実を考えれば、日本人として謝罪の言葉しか出なかった。
イラン製ドローンの分析の結果、ほかにも日本製の部品が多く使われていることがわかった。
【以下サイトで】
https://news.goo.ne.jp/article/fnn/world/fnn-559860.h...
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