静岡・川勝知事 給与・ボーナス未返上も…「県民と約束していない」 専門家は「給与の返上を提案したことが問題」と指摘
(記者)
Q:改めて給与を返上する考えはありますか?
(川勝知事)
「返上は私の意思なんですが、令和3年、知事選、参議院の補選、衆議院選挙と激しい選挙があって、そのあと議会が非常に私に対して厳しくなった、その過程でいわゆる給料の返上は相手にされなかった」
あらためて返上する意向がないことを明らかにしました。
問題の発端となったのは、2021年、参院補選の応援演説で発した いわゆる「コシヒカリ発言」
(川勝知事)
「あちら(御殿場市)はコシヒカリしかない、だから飯だけ食って、それで農業だと思っている」
この発言をめぐり県議会で、知事に対する「辞職勧告決議」が可決されたことを受け、川勝知事は、その年の12月の給与やボーナス、約440万円を返上する意向を示していました。
(川勝知事)
「年末の手当ボーナスとか12月の公給は、全額県民の皆さまにおかえしする、返上する」
しかし、知事は返上に必要な条例案の提出を見送り、7月3日に公開された“去年の所得”で、給与やボーナスを返上していなかったことが明らかになったのです。
4期目の当選を果たした2021年の知事選で、こう誓っていた川勝知事。
(川勝知事)
「私は約束を必ず守ります、筋を通します」
県民に“約束を守る”と訴えていましたが、今回、自らが口にした「約束」を守っていなかったことが表面化したかたちに…しかし、私たちの取材に対し川勝知事は…
(記者)
Q:県民との約束を守れなかったことについては?
(川勝知事)
「約束をしていません」
(記者)
Q:約束はされていない?お金を返す約束はしていない?
(川勝知事)
「これは提案したが、言ってみれば相手にされなかったということ」「議会に提案しようとした私の意思があるが、決めたわけではない、最後まで思案中」「令和4年正月に、常時公人として政務活動は一切しないという原則でやるという、そこで一つの区切りはついた、要するに議会の辞職勧告決議を最も重く受け止めて、いま行動しているということ」
「県民と約束はしていない」と話しました。
https://news.yahoo.co.jp/articles/241624ea42d8d62be057b...
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