>>3 裏社会でささやかれる「マイナカードは “宝の山”」8万円で顔写真を変更、偽造カードで病院に
「マイナカードの偽造なんて簡単ですよ」
「8万円あれば、ある “業者” に頼んで、マイナカードの顔写真を変えられますよ。ICチップに入ったデータはコピーできなくても、見た目上、偽造は可能です」
にわかには信じがたい話だが、偽造カードの使い道にも目星がついているという。
「マイナ保険証としての利用であれば、当然、街の小さな病院などにも提出します。そうした場所で、カードリーダーを導入しているところは、まだほとんどない。目視で確認したくらいでは、カードが本物かなんて判別がつきませんよ。見た目上は、マイナカードを使って他人に成りすますことができます」
しかし、問題はそれだけではない。これまで特殊詐欺などに手を染めてきた人物にとって、マイナンバーカードは「宝の山」だというのだ。
「たとえば、運転免許証にも12桁の番号がありますが、その番号は免許の交付を受けた都道府県などと対応しています。同様に、マイナカードの12桁の番号も、出身地や生年月日などの規則性があるはずだ、と私はにらんでいます。
マイナンバーは、住民基本台帳をもとに作られていますが、それをどのようにいじって作成されているのか、近い将来わかるはずです。番号の規則性を解析すれば、即その人の情報が解読できてしまうかもしれません」
加えて「宝の山」だという理由は、マイナンバーカードには、29項目もの個人情報がひも付けられていることだ。健康保険証だけではなく、雇用保険、銀行口座などもひとつのカードから知ることができる。
「裏社会では、強盗や詐欺の際に用いられる『闇名簿』があるんです。現在取引されている名簿は、住所や電話番号などが載った詳細なものでも1件100~200円です。でも、マイナカードのデータを入手できたら、1人200~300円以上で取引できますよ」
男性は、データの入手ルートとして、病院のデータの掘り起こしを狙っているという。
「たとえば、病院で使用されていたハードディスクなどを入手し、削除されたデータを復元する。すると、マイナンバーとともに、それにひも付く情報も手に入る可能性があります。
そこから納税額がわかれば、年収がわかる。医療関係の情報が多いと、それをまとめて買ってくれる個人や企業はいくらでもいます。
また、その人の所得や持病などがわかりますから、その人の “ニーズ” に合わせて詐欺ができる。精度がぐんと高まるんです」
https://news.yahoo.co.jp/articles/b6dda6da2931a98d3f194...
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