ダム爆破、ロシア軍の仕業とほぼ判明

・爆薬は内側に仕掛ける必要がある
・しかも数百キロの火薬が必要である
・大爆発由来の地震波をノルウェーが観測
・米赤外線偵察衛星が大爆発の閃光をキャッチ

https://www.nytimes.com/2023/06/09/world/europe/ukrain...

バイデン政権高官によると、アメリカのスパイ衛星が、カホフカ・ダムが崩壊する直前に爆発を検知したという。しかし、アメリカのアナリストたちは、誰がダムの破壊を引き起こしたのか、具体的にどう起こったのか、まだ分かっていない。

この関係者によると、赤外線センサーを搭載した衛星が、ダムが崩壊して下流に大洪水を放つ直前に、大爆発と一致する熱信号を検出したとのことである。

アメリカの情報アナリストは、ロシアがダム破壊の背後にいると疑っていると、政権高官は作戦の詳細を語るために匿名を条件として語った。しかし、彼は、米国のスパイ機関は、誰が責任者であるかについて、まだ確固たる証拠を持っていないと付け加えた。

また、ノルウェーのNORSARが観測した地震データは、現地時間の火曜日午前2時54分にカホフカ・ダムの近くで大きな爆発があり、その時にダムが崩壊したという説を裏付けている。NORSARは声明で、ダムから385マイル離れた観測所から捉えた信号は、爆発の明確な兆候を示すと述べた。

工学と軍需の専門家は、ロシアが管理するカホフカ・ダムの内部での意図的な爆発が、火曜日に崩壊を引き起こした可能性が高いと述べています。また、構造上の欠陥やダムの外からの攻撃も考えられるが、あまり信憑性のない説明であるとも述べている。

同政権高官は、ダムへの事前の損傷や水圧の上昇が崩壊に寄与した可能性を否定しなかったが、米国政府関係者は、故意か偶然かにかかわらず、爆発が引き金となった可能性が高いと見ている。

専門家たちは今週初め、入手可能な証拠は非常に限られていると警告していたが、密閉された空間での爆発で、そのエネルギーのすべてが周囲の構造物に加えられた場合、最も大きな被害を受けるだろうと述べた。それでも、ダムを破壊するには、少なくとも数百ポンドの爆薬が必要だという。

爆弾やミサイルによる外部起爆では、ダムに与える力はほんのわずかであり、同様の効果を得るためには、その何倍もの爆薬が必要である。（つづく）

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