Q:大麻はなぜ規制されるの?
A:濫用される恐れが高いからです。
濫用とは社会的常識、特に医学的常識から逸脱した目的または方法で薬物を使用することをいいます。
濫用という言葉は医学用語ではありません。
この手の薬物は薬物の性質には関係なく、ある社会が承認しないという基準で薬物は規制されます。
大麻は国際社会においても条約という形で承認されておりません。日本でも同じですね。
Q20 薬物の統制とはなんですか?
A 薬物の乱用防止という観点から統制されるべき薬物が勘案されます。
精神毒性(害)という見地から検討されます。
精神毒性(害)、すなわち精神異常現象、いわゆるトリップということです。
このトリップの度合いや発揚にいたるまでの投与量などで強度は勘案されます。
量が少なくて効くということは「トリップ(精神異常現象)」に到達するまでのハードルが
極めて低いと考えられるから「害」が大きいと考えられているわけです。
つまり例えば大麻がジョイントを20本とか吸わないと「トリップできない」ので
あれば害が低いといえます。
薬物乱用ということばについてWHOの考え方です。
「社会的常識、特に医学的常識から逸脱した目的または方法で薬物を使用することをいう。
すなわち、濫用は薬物の性質に関係なく、ある社会が承認しないという基準で決められる。」
またWHOは「薬物乱用」という言葉は医学的用語でないとしています。
つまり薬局で買えるコデイン入りの咳止め薬を
「咳を止めるために飲む」=常識的使用「用法・用量を守ること」
「ラリるために飲む」=いかなる量でも「濫用」
ということになります。
なお、規制については個別的なもので、相対的なものではありません。
物質がすべて同じではなくそれぞれ出現する症状も違うので比較ができないからです。
よって酒を規制したいのなら酒のみに関して規制すべきかどうか勘案する必要があります。
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