【ソウル=時吉達也】韓国大統領府の報道官は4日、7~8日に予定される岸田文雄首相の訪韓に関し、首脳会談が7日に開催されると明らかにした。両首脳は会談後に共同記者会見を行う予定。
報道官は、安全保障や科学技術、文化協力など「両国間の主な関心事」が会談で協議されると述べた。
韓国紙文化日報は4日、今回の首相訪韓を通じ、日韓の若者の文化交流などを支援する基金設立が発表されると報道。
日韓の経済団体が創設する「未来パートナーシップ基金」とは別に、日韓政府が共同で出資するとしている。
趙太庸(チョ・テヨン)国家安保室長はYTNに出演して、『岸田首相の歴史謝罪』の必要性に対して「はっきりと申し上げるのは適切ではない」と回答を避けた。
「コップに水が半分以上は入っていて、日本の誠意ある呼応によりそのコップは満たされるだろう」という朴振(パク・ジン)外交部長官の期待通りには物事がスムーズに運ばなさそうだ。
ただし一部ではバイデン大統領が、日韓関係正常化のための尹大統領の措置を歓迎し、協力拡大を強力に支持したことから、岸田首相が最低限の「誠意」を示さなければならないという負担を感じているとの観測もある。
そのため岸田首相の訪韓は、日韓シャトル外交の完全な再開、日韓米安保共助の強化、通貨スワップなど経済安保分野協力が焦点になると予想される。
これに関連して趙室長はYTNのインタビューで、
「日韓関係が正常化したので、そろそろ韓国の利益のためになるようなことを日本がするべきだ」とし
「韓国国民が、日韓関係が正常化するとこういう良いこともあると感じられるように、日本が努力して欲しい」と、日韓通貨スワップに期待する発言をした。
https://www.sankei.com/article/20230504-UMNNG6553FMRL...
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