スマートフォンの決済サービスの不正利用事件で、神奈川県警察本部が逮捕した中国人グループのパソコンを調べたところ、290万件のIDやパスワードのほか、1億件にのぼるメールアドレスが保存されていたことが分かりました。押収品からこれだけの数の情報が確認されるのは極めて異例で、警察は指示役とみられる会社役員を再逮捕して情報の分析や入手ルートの捜査を進めています。
中国人グループによるスマートフォンの決済サービスの不正利用事件で、神奈川県警察本部はグループの指示役とみられ都内に住む中国籍の会社役員、胡奥博容疑者(30)を、他人のアカウントに不正ログインした不正アクセス禁止法違反の疑いで1日に再逮捕しました。
調べに対し、容疑を否認しているということです。
警察によりますと、胡容疑者の自宅から押収した3台のパソコンを調べた結果、1万7000件のクレジットカードの情報のほか、国内で利用されている決済サービスのものを含む290万件のIDやパスワードが保存されていたことがわかりました。
さらに、1億件にのぼるメールアドレスも保存されていたということです。
パソコンには、フィッシング詐欺を行うためのプログラムも保存されていて、警察はフィッシング詐欺のメールを大量に送りつけ、パスワードなどを盗んでいた疑いがあるとみています。
押収品からこれだけの数のメールアドレスやIDなどの情報が確認されるのは極めて異例で、警察は引き続き、保存されていた情報の分析や入手ルートについて捜査を進めることにしています。
●事件の構図は
神奈川県警はこれまでに中国人の男女あわせて11人を検挙。
これまでにわかっている事件の構図です。
指示役とみられる胡容疑者は入手したIDやパスワードを使って他人のアカウントに不正にログインし、決済に使うバーコードを入手。
そのバーコードの画像を、実行役をとりまとめるメンバーにSNSで送っていたとみられています。
その後、バーコードは「買い子」に渡り、買い子はバーコードを使ってコンビニなどで加熱式たばこを購入していました。
加熱式たばこは、中国に輸出したうえで転売していたとみられます。
●流出ルートの一つは“フィッシング詐欺“か
以下ソース
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230501/k1001405498...
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