ジョン・レノンの「イマジン」、レッドツェッペリンの「天国への階段」と一緒なんて感無量だなあ。
米国議会図書館が、「国家の歴史と文化に多大な影響を与えたサウンド」として新たに25の楽曲を国家保存重要録音登録簿(National Recording Registry、日本でいう国家重要無形保存文化財)に加える方針を発表。
ビデオゲームの分野からも近藤浩治氏が作曲を手掛けたスーパーマリオのテーマが見事選ばれました!
イントロ聞くだけで「あのゲームね!」ってわかる音源は数あれど(テトリスの「Type A」、ゼルダのテーマなど)、妥当な選択だと思います。
米Gizmodo的には次のような選考理由が考えられます。
1. スーパーマリオブラザーズは1983年発売のファミコン(米市場ではNES)のゲームとして1985年に売り出されて世界的ヒットを記録。
アメリカでは「アタリショック」( 82年年末商戦の不振に端を発する83年のゲーム機不況)からビデオゲーム業界を救ったタイトルとして記憶している人も多い。
2. 通算売上5800万個。いまだに史上もっともよく売れたビデオゲームTOP10に入っている。
3. チュートリアルなんか見なくてもサイドスクロールとかのさまざまなゲームプレイとメカニクスがわかる第1ステージは、ゲームデザインを学ぶ人の教科書と見なされている。
4. 史上もっとも偉大なゲームデザイナーとして、宮本茂氏の名を不動にした。
ビデオゲーム開発者が宮本茂氏なら、近藤浩治氏はビデオゲームの作曲家。
すぐれたサウンドがないと映画が成り立たないのと同じで、BGMはゲームプレイとキャラクターの演出には欠かせません。
近藤氏はほかにもゼルダのシリーズやスターフォックスといった任天堂の楽曲を数々手掛けましたが、「耳に残る」のはやっぱりマリオ最強ですもんね。
米国会図書館も「おそらく歴史上もっとも広く知られているビデオゲームのテーマ」だと評しています。
また、ファミコンという限られた制約のなか非常にクリエイティブに音を使っていたことがわかるということをツイートしていますよ。
今回はマリオ、イマジン、天国への階段のほか、 マドンナの「ライク・ア・バージン」、マライア・キャリーの「All I Want for Christmas is You」(マライアはこの歌だけで未だに毎年300万ドル[約4億円]の収入がある)も選ばれました。
こんな化け物みたいな曲たちと一緒に選ばれるなんてすごい。ひとつの時代を築いた音源としてマリオのテーマは未来永劫、キャピタルヒルに保管されることになります。
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