「依願退職に追い込まれ、自宅ローンも残っている…」
公園で援助交際を行うことから通称“交縁(こうえん)”と呼ばれるようになったという歌舞伎町(東京都)の大久保公園。
大久保公園と大久保病院の間の路地にずらっと並ぶ若い女性たちの姿を様々なメディアが取り上げ、毎日“立ちんぼ女子”を
求める男性が後を絶たないという活況ぶりだ。それを見かねた迷惑系ユーチューバーたちが未成年買春撲滅運動を掲げた活
動をはじめ、ついには1本の動画から杉並消防署の幹部が退職となった。
スーツにマウンテンジャケットを羽織った男性とアイドル風の若い女性が連れ立ってホテル街を歩くシーンから動画は始ま
る。これがショッピング街などであれば祖父と孫が買い物しているように見えたことだろう。
それほど年の差があるように見える二人が向かった先は1時間2800円~と看板が出ているレンタルスペースだった。男性
が先に歩き、レンタルスペースのエントランスに入ったところで「はい!おじさん買春やめようね。買春だめだよ」と動画
の撮影主が声をかける。
男性が反射的にカメラの方を振り向くと、マスク越しにも驚愕の表情を浮かべていることがわかる。一瞬、逡巡しカメラか
ら逃れることを選択したのか、男性は一人でレンタルスペースに入り、カメラを遮るように扉を閉めた。
しかし、1分ほど間をおいて男性はレンタルスペースから出てくる。再度「だめっすよ買春は。おじさんだめっすよ。わか
ります? だめっすよ。買春だめっすからね。お願いしますよ」と撮影主が声をかけるも男性は無言のままその場を立ち去
った。
長年、歌舞伎町を取材してきた実話誌ライターが語る。
「10年ほど前までは大久保公園や西大久保公園、その近くの健康ランド付近などの“立ちんぼ”はヤクザが管轄していて、
彼女たちが身体を売るごとに1000円~2000円ほどのみかじめ料をとっていた。当時はトラブルが起こればヤクザが出てく
るので逆に揉めごとが少なかったのですが、今は個人が“立ちんぼ”をしているので管理も行き届かず、トラブルも増え、
無法地帯のようになっています。さらに迷惑系ユーチューバーが『少女たちを狙う性暴力や性的搾取を許さない』をスロー
ガンに、歌舞伎町界隈で撮影した買春撲滅動画をSNSに投稿をして自警団のようなことをやるようになりました」
https://news.yahoo.co.jp/articles/c9dd5ff94b08117c8cd80...
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