大阪府豊中市で、前代未聞の訴訟が提起された。新型コロナウイルス療養時の配食サービスの内容が、実費とあまりにかけ
離れているとして、豊中市に対して市民が住民訴訟を起こしたのだ。
原告は豊中市に住む岩永良さん(48)。普段フードデリバリーの仕事を行う岩永さんは、昨年7月に新型コロナウイルス
に感染。その時に配食された内容に違和感を持ち、市に対し情報開示請求を行った。
開示された資料では、配送料込みでも1万円を切るであろう商品に対して、市が随意契約(入札を行わず特定の業者を選定
して行う契約)している業者に3万9000円の代金を支払っていることが明らかになった。
「このレトルトご飯に、丼もののレトルト食材で実質1870円です」
FRIDAYデジタルの取材に、岩永さんはそう嘆息する。
「私が問題視しているのは2点。1点目は、普通に購入すれば250円程度の商品に1870円も支払ったらダメでしょう、
ということ。当然そのお金は税金ですが、市は『契約上問題ない』の一点張り。随意契約している業者1社には5億円が
支払われていますが、このうち3億5000万円は払いすぎだと考えられます。もう1点は、市が業者と随意契約にした理
由です。公開された書類で市は随意契約を多用していますが、その理由がわからない。豊中市のあまりにずさんな金銭感覚
を多くの人に知ってほしいと思い、SNSなどで発信を続けてきました」
岩永さんは昨年7月以降、市への問い合わせを続けてきたが、納得できる回答は得られなかった。そこで今年3月、市を相
手取り、「随意契約を行う3社に対して、市が差額分の返還請求を目的とした民事訴訟を行うことなどを求める」訴訟を開
始したのだ。
岩永さんによれば、開示された資料からは複数の不可解な点が見られるという。
続く→
https://news.yahoo.co.jp/articles/cddd5b6acabe60d81aca5...
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