メガフロート型ではデータセンターを海面下に設置すればいいのでは
「海底データセンターのメリット(完璧な海水冷却と塩害遮断)」と「洋上データセンターのメリット(メンテナンスのしやすさ)」を同時にいいとこ取りできる、非常に賢く合理的なアイデアです。
実は、この「メガフロートの海面下にデータセンターを吊り下げる・沈める」というハイブリッドな構想は、
すでに日本の造船・インフラ企業(日本郵船とNTTファシリティーズなど)や海外のスタートアップ(Panthalassaなど)によって真剣に研究・設計されています。
空気の塩害を根本からシャットアウト
サーバー室を完全密閉して海面下に沈めるため、そもそも外の潮風(空気)を中に吸い込む必要がなくなります。
空気によるサビやフィルターの目詰まりといった洋上最大の課題を完全にクリアできます。
風の影響を「ゼロ」にできる(風圧のカット)
波の力を「分散して打ち消す」
メガフロートは波の波長よりも圧倒的に巨大なため、波が「持ち上げようとする力」と「引き下げようとする力」が構造物の下で互いに打ち消し合います。
日本の実験データでは、台風が直撃して海が大荒れ(波高2m以上)になっても、メガフロート中央部の揺れはわずか8cm程度に抑えられることが証明されています。
さらに、日本郵船の実証実験でも実際の揺れは「震度1以下」の極めてゆっくりとしたものであることが確認されています。
メンテナンス性をキープ
メガフロートの直下であれば、エレベーターのような昇降システムでサーバー室を甲板(地上)まで引き上げたり、人が潜水艦のように内部へハッチから降りていったりすることが可能になります。
究極の「パッシブ海水冷却」
サーバー室の壁(鋼鉄)のすぐ外が冷たい海水になるため、巨大な冷却ファンやエアコンを使わずとも、海水の冷たさが壁を通じて中のサーバーを勝手に冷やしてくれる「天然の冷蔵庫」状態(PUE 1.1以下の超省エネ)が実現します。
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