ベトナムが海外不法滞在の罰則強化へ 来月10日の施行前に日本の入管に出頭者増える
ベトナム政府が来月から、日本などに不法に滞在している者への罰則を強化します。この規制強化を前に、帰国しようとするベトナム人が日本の入管窓口に集まっています。
ベトナム政府 不法滞在厳罰
今週、空き家に侵入して金品を盗んだ疑いで逮捕されたベトナム国籍のグエン・ゴック・キー容疑者(37)ら3人。窃盗などを繰り返していたとみられています。
また、埼玉県ではベトナム料理店を拠点に覚せい剤を販売したとして、経営者のグエン・ヴァン・コン容疑者(37)ら2人が逮捕されました。この事件は、去年、不法滞在の疑いがあるベトナム人13人が摘発された際、複数人から覚せい剤反応が出たことで、発覚に至りました。
こうした不法滞在に対処するため、ベトナム政府が罰則強化に乗り出します。
ベトナムの新政令(来月10日施行)
「労働者が自らの意思で外国に不法残留した場合、8000万〜1億ドン(約48万円〜60万円)の罰金が科される」
ベトナムの平均年収は、およそ40万円。新しい法令では、日本などで不法滞在する自国民が来月10日以降に帰国した場合、年収を超える額の罰金を科す可能性があります。
入管「出頭数増えている」
3週間後に控える規制強化を前に、日本の入管にも変化がありました。
入管庁によると
「現時点で詳細な数は分かりませんが、現場感として、出頭してくるベトナム人不法滞在者の数が増えています」
不法滞在者は、窓口に出頭して「出国命令」を受ければ、収容されることなく、強制退去の扱いを受けることができます。
在日ベトナム人のサポートをしている法人の代表によると、出頭する不法滞在者が急増している理由は他にもあるといいます。
日本ベトナム国際交流機構 代表理事
「罰則の強化に加え、円安や外国人に対する政策が厳しくなったことで生活が苦しくなり、出頭して帰国しようとする人が増えたようです」
不法滞在者への罰則強化について、正規のビザを取得して、日本でエンジニアとして働いているベトナム人はこう話しました。
「『ベトナム人だから全員悪い人』と思ってる人もいる。私は、日本にずっといたいから、そういう人(不法滞在者)がいると困ります。(罰金は)3〜4倍でもいいと思います。(ベトナムの)法律が変わって良かったと思います」
ベトナム政府は、違法に労働者を海外に送り込む悪質ブローカーに対しても、日本円で最大120万円の罰金を科すということです。
https://news.yahoo.co.jp/articles/b3122f29724cab81cf46c...
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