>>59 >>湾岸戦争は政治目的も完勝だ
如何かな其れは、
湾岸戦争の政治目的が完勝なら何故その後の選挙でパパブッシュは負けたのかね。
湾岸戦争はクウェート解放という目的を達成したが、この紛争は地政学に大きな影響を与えなかった。
連合軍の勝利後イラクで蜂起がすぐに起こった、イラクの人々フセインが弱体化し、国際社会が政権交代を支持すると信じていたのだろう。
しかし、独裁者は抗議を鎮圧し、約10万人の民間人を殺害した。
米国は関与を拒否し、シカトをきめこみ、すでに紛争をバグダッドまで拡大しないことを決定していた。
このエピソードは、ブッシュが得た好意をさらに損なうことになった。
実際、戦争に勝つことによって米国の外交軍事力の強さを証明してみせることが,米国民の支持を取り付ける最良の方法であって,
これによって再選への道が開ける、というのが側近の"読 みであったが、それは戦 争の副次的な成果にしか過ぎない 。
イラクの軍事力を壊滅させることは、湾岸諸国に中東における米国の治安維持能力を納得させることになる。
こうして米国が国際的な威信を回復すれば ,中東の石油を支配しようというフセインに代わって石油市場を掌握することができる。
すなわち米国はOPECに対する大きな影響力を獲得することになる。
石油市場の安定(=安値安定)は何よりも大量の石油消費によって成り立っている米国経済に多大な利益をもたらす。
このように湾岸戦争はブッシュ政権にとって、米国の威信と経済力を回復させ,
大統領再選を確実にするものとして、戦う価値のある戦争"であった。
結論とすれば、狙いは不振に喘ぐ国内経済の底上げであり、それがアメリカの政治目的だった。
しかしこれは完全に見込み違いとなり失敗した。
アメリカの不況は構造的不況であり、戦争の勝ち負けで、如何にか生るものでも無かった。
現実経済は一向に回復せず、「経済だバカ」をスローガンに掲げたクリントンに大敗した。
戦術的勝利は戦略的勝利ではなく、戦略的勝利は政治的勝利とはなりえない。
君は其処に気付くべきだろう。
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