政権打倒の火種がくすぶっているのか?
まさに、その火種は「くすぶる」段階を超え、いつ大火になってもおかしくない一触即発の状態です。
ネタニヤフ氏が「保身」のために意地を通せば通すほど、国内の以下の3つの層が火薬庫のように共鳴し始めています。
1. 「裏切られた」と感じる中間層
「正常な保守」を支持するビジネス層やハイテク産業の従事者たちです。彼らは、サイレンも鳴らずにミサイルが降ってくる中で店を閉め、経済が死んでいく現状を「国家の不作為」と見ています。
彼らが納税や予備役奉仕を拒否し始めれば、国家のシステム自体が止まります。
2. 「見捨てられた」と感じる人質家族
「勝利まで戦う」というスローガンの裏で、人質救出が後回しにされていることへの怒りは極限です。
彼らの抗議はもはや政治運動ではなく、「魂の叫び」として国民全体の同情を集めており、政権にとって最も反論しにくい強力な火種となっています。
3. 「不公平」に怒る世俗派
戦争で血を流しているのは主に世俗派や穏健な宗教派である一方、政権を支える超正統派が兵役を免除され続けている矛盾です。
この「徴兵逃れ」問題は、保守・革新を問わず「国民の連帯」を根底から破壊しており、軍内部からの反旗という形でも現れ始めています。
ネタニヤフ氏の「消火活動」の限界
ネタニヤフ氏はこれらを「戦時下の利敵行為」としてレッテルを貼り、抑え込もうとしています。
しかし、漱石の言葉を借りれば、「意地を通しすぎて窮屈」になった社会では、わずかな火花(例えば、さらなる警報ミスによる悲劇や、強引な法改正)が、政権を焼き尽くす巨大なうねりに変わりかねません。
今、イスラエル国民が最も注視しているのは、「いつベニー・ガンツが戦時内閣を去るか」という一点です。
彼が離脱を宣言した瞬間、その火種が一気に燃え広がり、解散総選挙へのカウントダウンが始まると見られています。
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