東京高速道路と首都高は2024年11月12日、京橋JCTと汐留JCTをむすぶ、いわゆる「KK線」について、廃止時期を「2025年4月上旬」と発表しました。
東京高速道路(KK線)は、首都高とは別の運営主体で、都心部を抜けていく高架の高速道路です。
首都高は違い、高架下のテナント収入によって運営するため、通行料金は無料です。
途中、新橋出入口、土橋入口、西銀座入口、新京橋出口があり、ビジネス街の高層ビルのあいだをクネクネと抜けていく特徴的な風景が広がります。
急カーブが多いなどの理由から、大型車は通行できません。
さて、都心環状線は日本橋川区間で「地下化事業」がはじまり、江戸橋JCTのランプは廃止。
その代わりのルートとなるのが、丸の内~京橋を新たに地下でつなぐ「新京橋連結路」の整備です。
これとルートがかぶるため、KK線は廃止の方針が決まりました。2022年のことでした。
その時は具体的な廃止時期について明言されていませんでしたが、このたび、ついに「2025年4月上旬」と正式発表となりました。
廃止後、KK線の高架は、歩行者用の緑道「Tokyo Sky Corridor」となります。
東京高速道路は「約60年の長きにわたり、自動車専用の道路として多くの皆さまにご利用いただき誠にありがとうございました」としています。
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■首都高「八重洲線」異例の「10年間通行止め」へ 都心の高速が「大変貌」はじまる
首都高は2024年11月12日、神田南JCTと西銀座JCTをむすぶ「首都高八重洲線」について、2025年4月上旬から2035年度まで、約10年間にわたって「通行止め」にすると発表しました。
首都高八重洲線は総延長1.9 km。都心環状線の神田南JCTから南へ分岐して地下へもぐり、JR東京駅の東側(八重洲口)の地下を抜けたあと、
一気に高架になって、西銀座JCTで東京高速道路(KK線)へ直結します。
東京駅に直結する貴重な路線で、「神田~銀座~新橋~汐留」という利用者も多く、都心環状線の抜け道としても活用されていました。
都心環状線は日本橋川区間で「地下化事業」が開始され、2024年からトンネル本体工事が始まりました。
地下化にともない、江戸橋JCTのランプは廃止され、神田~江戸橋~京橋というルートで移動できなくなります。
その代わりの新ルートとして、丸の内~京橋を新たに地下でつなぐ「新京橋連結路」が新たに整備されることになっています。
開通は2035年度の計画で、開通すれば神田~八重洲~京橋というルートで汐留方面へ抜けていくこととなります。
そのため今回、異例の「2025年4月~2035年度」という長期通行止めが発表されたのです。
八重洲線の「通行止め解除」は、「新京橋連結路」の開通と同時の予定です(2035年度)。
https://kuruma-news.jp/post/84172...
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