日本の高校生が、“性離れ”をしているという。
日本性教育協会が2023年に行った調査(速報)によると、キスをしたことのある男子は22.8%、女子は27.5%。35年以上前、1987年の水準に戻ったそうだ。
性交経験率は男子12.0%、女子14.8%で、20年近く減少傾向が続く。一方で自慰経験率は増加。
これを報じる朝日新聞は「相手がある性行動は減少する一方、相手のいない性行動は増加していることになる」と、なかなか鋭い。
10代という性的にアクティブになるのが当たり前の時期にリアルな体温のある性行動から離れてしまい、代わりにひとりでコンテンツを見るという引きこもり傾向を強めてしまったと読めるわけだが、
いわばまさに“これからの人”である10代がこの様子では、将来の出生率低下が改善する兆しは微塵も見えない。
■清潔な環境で育つ日本の「いい子」たち
高校生なんて、人生でいちばん好奇心旺盛でバカをやる季節、いやバカの季節だ。バカをやるなら今だ、というくらいバカに適した季節であるので、バカでいいのだ。
遠慮もなくバカバカ連呼しているが、バカをやるにも適齢期というのがある。
人間の体とは知力も体力も18〜20歳くらいがピーク。
しかしながら現代日本では成年年齢が18歳に引き下げられて選挙権も与えられ、一方で飲酒・喫煙・ギャンブルは20歳からにステイし、
大人が耽溺してお金を溶かし人生を台無しにしている各種ワルイコトには「いけません。もうちょっと待ってね」とお許しが出ない。
つまり日本の若者は20歳までカラダとアタマに悪い影響を与えそうなことは取り上げられたまま、
18から突然「本日より諸君を大人とみなす。自分に責任を持ちたまえ」と成熟を求められるわけだ。(以下略)
https://president.jp/articles/-/8723...
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