大谷、賭博への関与否定も具体的な説明なし…米でわきおこる批判の声

001 2024/03/26(火) 17:38:26 ID:qnpmLA4hik

　「現在進行中の調査もあるので、今日話せることにまず限りがあるというのもご理解いただきたい」。
自らの通訳を務めていた水原一平氏（３９）の違法賭博問題を巡り、自らの見解を初めて声明で発表したドジャースの大谷翔平選手（２９）。
韓国・ソウルでのパドレスとの開幕戦では時折笑顔を見せてきたが、沈黙を破ったこの日は終始硬い表情のまま、約１２分間にわたり自身の思いを明かした。

　今回の声明で強調されたのは、自身が違法賭博に関与していなかった点と、水原氏の送金についても同意していなかった点だ。

　大谷は違法賭博について、「僕自身は何かに賭けたりとか、誰かに変わってスポーツイベントにかけたりとか、それをまた頼んだりっていうことはない」と強調。
さらに「僕の口座からブックメーカーに対して、誰かに送金を依頼したことも、もちろん全くありません」と強く否定した。
「当初、水原氏は友人の借金の肩代わり、とうそをついていた」とも語り、この借金の返済にも「同意していない」と説明した。

　エンゼルス時代から公私にわたってパートナーを務めてきた水原氏については「信頼していた方の過ちというのはショック」と表現し、
「うまく言葉では表せないような感覚でこの１週間ぐらいはずっと過ごしてきた」と複雑な胸中も明かした。

　だが、この日の声明では、違法賭博の胴元に対し、大谷の口座からなぜ送金できたのかという核心の部分に関しては、具体的な説明はなかった。
この日はあくまでも「声明」の発表であり、報道陣との質疑応答はなし。
米紙ＵＳＡトゥデー（電子版）は「暴露された暗い秘密も、刺激的な告白も、謝罪もなかった」とし、
「大谷は大勢の記者とテープレコーダーの前に座り、ただ『だまされた』と語った」として、質疑応答がなかった今回の声明を批判的に報じた。

　本拠地での開幕戦を目前に控えた中で発表した今回の声明だが、問題の全容解明までには至らなかっこともあり、シーズンにも暗い影を落とすことになった。

https://www.sankei.com/article/20240326-WW5RG4EWYRABT...