坂田 利夫(さかた としお、1941年〈昭和16年〉10月7日 - 2023年〈令和5年〉12月29日[1])は、日本のお笑い芸人。
漫才コンビ「コメディNo.1」の元メンバー。吉本興業所属。
本名・地神 利夫(じがみ としお)。通称・アホの坂田。後輩芸人や年下の著名人や一般人からは坂田師匠と呼ばれている。
芸名は将棋棋士の坂田三吉に由来するが[2]、将棋は苦手である。
大阪府大阪市港区田中1丁目出身。此花商業高等学校(現・大阪偕星学園高等学校)卒業。漫才コンビ時代にリリースした
キダ・タロー作曲の「アホの坂田」がイメージソングとして定着しており、舞台登壇時などには恒例のお約束として出囃子に使用される。
1941年10月 大阪府大阪市港区に生まれる。弟、妹がいる。実家は地神ワイヤーロープ製造業(家内工業)。
1955年 台風の被害により家が壊れ、大阪市西区にあった製綱会社工場に一家で住み込む。
1961年 高校卒業後に職を転々とした後に[3]吉本新喜劇の研究生として吉本入り。このオーディションでは最初は不合格だったが、
花菱アチャコから「あの子は何か持っている」と推挙されて一転入ることが出来た[4]。なお、吉本入りする直前に勤めていたのは大阪ガスの関連会社[5]。
1967年 前田邦弘(前田五郎)と漫才コンビ、コメディNo.1を結成。西川きよしから「漫才は儲かるで」と勧められて喜劇俳優から転向した[6]。
1970年 第5回 上方漫才大賞(ラジオ大阪) 新人賞受賞。
1971年 昭和45年度 第1回 NHK上方漫才コンテスト 最優秀話術賞受賞。この2度の栄冠が、坂田(地神)にお笑いの道への専心を決意させることになる。
1972年 第1回 上方お笑い大賞(読売テレビ)金賞受賞。
1972年8月 レコード「アホの坂田」発売。
1979年 第14回 上方漫才大賞(ラジオ大阪)大賞受賞。2009年8月31日 コメディNo.1を解散。
2015年 映画『0.5ミリ』において、第10回おおさかシネマフェスティバル 助演男優賞を受賞[7][8]。
最晩年は出演は減少し高齢者施設に入居していたが、親交のあった間寛平のSNS投稿などで近況も伝えられており、2022年4月に吉本興業創業110周年特別公演
「伝説の一日」に出演し、同7月30日のYES THEATERで開催された「さざなみ寄席」に出演したのが生前最後の舞台出演となった[9][10]。
2023年12月29日 老衰のため、大阪市内で死去した[9][1]。82歳没。臨終は晩年も親交のあった間寛平夫妻が看取った[9]。生涯独身を通す形となった。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9D%82%E7%94%B0%E5%88%...
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