「川口市をクルドの自治区にする」クルド人リーダーの宣言が波紋
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001 2023/09/27(水) 21:21:50 ID:GCnDUQfMmo
トルコや中東などを中心に推定3000万人以上いると言われるクルド人。「国を持たない世界最大の民族」としても知られているが、日本にも約2000人が住んでいるという。しかも、その3分の2にあたる約1300人は埼玉県川口市やその周辺地域で暮らしており、隣接する蕨市の地名をもじってワラビスタンなどと呼ばれている。
そんな在日クルド人グループのリーダーたちと会食したという男性の、Xへの投稿がネット上で話題となっている。
その投稿とは、《彼らは「(ここ)川口をクルドの自治区」にしたいと言っていました》というもの。「チャイナタウンとかリトルトウキョウとかそういう意味?」と尋ねた男性に対し、リーダーは《「いやクルドのしきたりで街を運営したい」と明確に言っていました》とも明かしている。
以下ソース
https://asagei.biz/excerpt/6490...
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172 2023/10/19(木) 10:35:57 ID:lIRRUrH2P.
橋本:仰る通りです。さらに続きがあって、NYの後は国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)の職員として紛争真っただ中の北部スリランカで緊急人道支援の仕事をしたり、国際移住機関(IOM)駐日事務所で国内の外国人支援などしてきたんですが、2010年代後半に博士論文執筆のためにイギリスに戻ったら、今度はブレグジットに遭遇しました。
倉本:過去20年の人類史の中で、「2つの相反する正義」がぶつかりあって予想もできない事件に発展してしまうような、そういう難しいタイミングの節目節目で現地にいらっしゃったんですね。
橋本:当時、「さすがにそんな愚行は起こらないだろう」と高を括っていたんですが、朝起きたら「離脱」の票数が勝ってしまっていて愕然としました。私はイギリスに合計6年以上住みましたが、当然周囲にブレグジット賛成という人は一人もいなくて。自分の周りがリベラルなエリートばっかりだったという事実を改めて突きつけられました
ただ、それもサッチャリズム以降の格差拡大を放置し続けていたことに対する、エリートへの回答なんだと気づかされました。その日、イギリスで一番グーグル検索された単語が「European Union(EU)」「What is EU?」だったそうです。
倉本:「EUって何?」レベルの人が賛成票を入れていたと。
橋本:つまるところ、「どうせ通らないだろうけど、政府に対する不満を叩きつけたいんだ!」と多くの人が考えた結果、通ってしまったのだと思っています。でもその結果、一番割を食っているのもそういう層の人たちなんですね。一方で「ブレグジットに賛成すべき!」と煽った政治家は国外脱出してEU市民権を得たりして涼しい顔をしている。
他国通貨に対してポンドも弱いし給料も全然上がらない。安い賃金でも働こうとする移民がこれで入ってこなくなるのかといえば、イギリスはコモンウェルスなので旧植民地の人たちは相変わらず流入してくる。その後はコロナ禍がやってくる、ロシアがウクライナに侵攻する、と経済が上向く材料がひとつもないわけです。
倉本:「エリートへの反発」で脱EUに投票した多くの庶民にとって、むしろ余計にダメージを受けてしまうような政策が実現してしまっているということなんですね。一方で、エリート階級は別にブレグジットしてもダメージは少ないというか、回避する方法をいくらでも持っていると。
それは確かに誰のためにもなってない不幸なすれ違いが起きている感じではありますね。
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173 2023/10/19(木) 12:13:24 ID:lIRRUrH2P.
1人でも多く助けたいなら「敵の部族の長」とも挨拶できる関係構築が必要
倉本:橋本さんが奇しくも体験してこられた「過去20年の人類社会の分断の見本市」と言えそうな事件たちを考えると、要するにいわゆる「欧米のエリートが考える正しさ」と、それに対する反感を募らせる人々との間で、ただ「お前が間違っている」「いやお前こそ間違ってる」とやってるだけでは不幸の連鎖が止まらないのだ、というような、そういう諦念というか、本質的な「現実主義」みたいなのがあるのかな、と感じました。
橋本:違う意見を持つ人や敵を叩きまくると、あたかも自分が偉くなったみたいでその時は気持ちよいかもしれませんが、本当の意味でどの程度生産性があるのか。究極の目的は、自分が気持ちよくなることなのか、あるいは全体として少しでも漸進していくことなのか、真剣に考える必要があります。
私はスリランカ内戦(1983年~2009年)が起こっていた時期に国連難民高等弁務官事務所の准法務官として紛争地で勤務した経験もあります。人道支援を実施するアクセスを確保するためLTTE(タミル・イーラム解放のトラ)側とも交渉していました。
人道支援活動に携わる人間は「全員を救うのは不可能なことが多々ある」という辛い事実に直面させられるトレーニングを積む必要があるんです。たとえ1人でも多くの命を救うには何をすれば良いのかという知恵を絞らなくてはいけません。
そういう現場に立ってみると、本当に「あと10人、いや1人でも助けるにはどうしたらいいか?」という切実な問題に向き合うことになります。
そう考えたら、例えば「敵側の部族の長」と挨拶もできない間柄になってしまったりするのは人道活動を放棄するのと同じことになってしまうわけです。
そういう体験をすれば、「逆側の立場の人」にも彼らなりの正義や譲れない思いがあるのだ、ということを前提にして、どうやって一歩ずつ歩み寄っていけるのかを、自然に考えるようになっていきます。
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