【歯科医が教える】実は逆効果!?
多くの人がやっている「NG歯磨き習慣」5選
https://39mag.benesse.ne.jp/beauty/content/?id=19026... 「毎日しっかり磨いているのに、なぜかむし歯や歯茎のトラブルが出てしまう…」
そんなお悩み、実はとても多いのです。
原因は、“正しいつもり”で続けているNG歯磨き習慣かもしれません。
今回は歯科医である野尻真里が、よく見る「逆効果になってしまう磨き方」を5つ紹介
1.力いっぱいゴシゴシ磨く
「強く磨けばきれいになる」と思いがちですが、実は歯や歯茎を
傷つける原因になってしまいます。強いブラッシング圧は、
歯茎を傷つけたり、歯茎が下がったり、知覚過敏を生じるなど、
さまざまなトラブルのもとになります。
2.たくさんうがいをする
歯磨き後に何度もお口をすすいでしまうと、歯磨き粉に含まれる
有効成分まで残らず流れてしまいます。特に、むし歯予防に有効な
フッ素は、ある程度お口の中に残っていることでより効果を発揮
するといわれています。
3.硬め・柔らかめの歯ブラシを自己判断で選ぶ
「硬いほうがしっかり磨ける」「柔らかいほうが優しい」と思っていませんか?
硬い歯ブラシは歯茎を傷める原因になり、柔らかすぎると汚れが残って
歯周病リスクが高まることがあります。歯茎の状態によっては硬さを変える
必要もありますが、基本的には「ふつう」の硬さを選ぶのが安心です。
4.短時間でサッと終わらせる
歯磨きが面倒に感じたり、忙しくてサッと済ませたくなる日もありますよね。
けれど、短時間では十分に磨けていないことが多いのです。
歯に付着しているプラークは、排水溝のぬめりのように粘着力のある細菌の塊。
軽く磨いただけでは落ちません。しっかりブラシを当てて丁寧にこすり落とすことが大切です。
5.歯間清掃をしない
どんなに細い歯ブラシでも、歯と歯の間の汚れには届きません。
実は、歯ブラシだけでは全体の約6割しか磨けていないといわれています。
歯間清掃は「物が詰まったときだけ」ではなく、毎日の歯磨きとセットで行うことが基本です。
歯と歯の間に入れたら、歯の面に沿わせて優しくこすり、汚れを落としましょう。
毎日の小さな習慣を少し変えるだけで、歯医者さんでのクリーニング後のような
スッキリ感を自宅でも感じられます。歯磨きは、“優しく丁寧に”が基本。
スキンケアと同じように、オーラルケアの時間も自分をいたわるひとときとして大切にしましょう。
正しい知識でケアを続ければ、お口の病気の多くは防ぐことができます。
今日からの“丁寧な歯磨き”で、未来の笑顔を守りましょう。
返信する