親しい友人から、結婚式に「からっぽのご祝儀袋」を渡されたら、付き合い方を考え直してしまうだろう。山口県に住
む30代後半の女性は結婚式を挙げたあと、小学校時代からの親友のご祝儀義袋を開けたところ、
「まさかの中身がからっぽ」
という事態に衝撃を受けた。女性はその数年前に親友の結婚式に出席し、自身は3万円を包んでいたために衝撃は余計大き
かった。編集部は女性に連絡し、改めて取材を申し込んだところ、驚きのエピソードを語ってくれた。
「祝儀は気持ちの問題ですがまさかのカラ」
親友の結婚式に出席したときのことを、女性は次のように回想する。
「給料15万の私には痛い出費ではありましたが祝い事ですし長年の友人の結婚式なのもありますし、大人のマナーとして
も最低限3万をつつみました」
さらに女性は受付も担当したが、電車で片道1時間の距離でも「謝礼」も「お車代」も出なかった。それでも、当時は若
かったこともありお礼があるべきという認識もなく、縁を切ることなどなかったという。
それから7~8年後、29歳で女性自身が結婚したときには、その親友も披露宴に出席した。女性は新婚旅行から帰ったあと
母親とともにご祝儀の中身を確認していたのだが……。
「例の彼女からの祝儀袋を開けてみてビックリ。まさかの中身がからっぽ。 思わず何度も袋を開けてみたり入れ方がこれ
は変わった袋なんかな?とか確認しました。 しかし何度見ても入っていませんでした」
「ショックでしかありません。彼女は普通に料理も食べ、引き出物も持って帰ってます。 祝儀は気持ちの問題ですがまさ
かのカラ。もしかして入れ忘れ?でも本人に確認なんて」
と衝撃のあまり混乱した。お祝いしてもらう側がお金の確認なんてしたくはないものだ。しかし共通の友人に相談した結果、
勇気を出して本人に確認してみることに。長い年月の親友関係を思えばこそだった。
「本来聞かないだろうけど私は本人に祝儀が入っていなかった事をLINEで伝えました。 しかし既読になってからも返信は
なし。 3日後ぐらいに『ごめん!入れ忘れてた!』と来ました」
返信は遅めで想像以上に軽い返事だ。女性は「まず本当に入れ忘れていたなら」、LINEを読んですぐ返信するだろうし、
渡す気があるなら会う約束をしようとすると思う、と憤りを語る。
「私がその返信に『いつもらえる?』と聞けますか?(中略)彼女は最初から入れる気がなかったんだと思いました」
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