エンジンを交換してくれた(画像はイメージ)
「車が動かず、夜の舞浜で足止め。帰れなくなった私に埼玉から来たガラの悪そうな4人組が...」(神奈川県・40代)
Mさんはまだ免許とりたてのころ、友人と一緒に車でディズニーランドに行ったことがある。
閉園時間まで満喫し、いざ帰ろうと車のエンジンをかけようとしたが......。
<Mさんの体験談>
今から20年前、私が20歳の時です。免許を取りたてだった私は住んでいた神奈川県から友人と一緒に東京ディズニーラン
ドまで車を運転しながら遊びに行きました。
初めての東名、首都高、湾岸線に浮かれていて、トンネルの中ではヘッドライトを点けて運転していました。
「途中で休憩してもエンジンを切ったらダメだよ」
その後、ディズニーランドを閉園まで楽しみ、いざ帰ろうと思いエンジンをかけようと思ってキーを回したのですが、エン
ジンがかかりません。
行きのトンネルで点けていたヘッドライトを消し忘れていたようで、バッテリーが切れてしまっていたのです。
途方に暮れていたら、私より何歳か上に見えるガラの悪そうな2組のカップルが声をかけてきました。そして、私が彼らに
事情を話すと、
「俺たちは整備士だから」
と言って工具を取り出し、自分の車からバッテリーを外し、それを私の車のバッテリーと交換してエンジンをかけてくれま
した。
「これで大丈夫。地元神奈川だっけ? 途中で休憩してもエンジンを切ったらダメだよ」
そう言われた私は感謝を伝え、気持ちとして幾らか渡そうとしたのですが、彼らは「いいよ、今度会ったら飯でも奢って!」
とだけ言って去っていきました。
「俺たちもあんな大人になれるように」
彼らの車は埼玉県のナンバーでした。きっと2度と会うことはないのに、そんな風に言ってくれた2人がとてもカッコよく
思えました。
帰りの車中、友人と「俺たちもあんな大人になれるようになりたいな」って話しながら帰ったのを覚えています。
今、私が困っている人がいたら声をかけられるのはその2組のカップルのおかげです。
ありがとうございました。
https://article.yahoo.co.jp/detail/512ef948a3a395c125f41dc...
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