インバウンドの外国人による公共交通機関でのマナーを巡るトラブルが後を絶たない。
新幹線では予約制の荷物スペースを無断で使用する例が相次いでおり、JR東海では乗務員による車内の巡回や荷物の収納箇所に関する案内強化などの対策に乗り出している。
一方、トラブルは新幹線にとどまらず、在来線でも……。
大量のスーツケースを持ち込み、優先席や車いす用のスペースを占領する事例が複数報告されている。
管轄区間内におけるマナー違反が物議を呼んでいるJR東日本に対策を聞いた。
今月7日にSNS上で拡散した写真には、JR総武線と思われる車内で、外国人観光客が優先席や車いす・ベビーカー用のスペース一帯を陣取り、持ち込んだ大量のスーツケースを山積みにして車両内の通行を妨げている様子が収められている。
スーツケースは確認できるだけでも10個以上。高く積み重ねられたものもあり、電車の揺れでいつ崩れてもおかしくない危険な状況であることがうかがえる。
投稿には「コレはないわ」「安全面からいっても、これ絶対ダメなやつ」「これは通報しても良いのでは?」「改札どうやって通ったの? その時なにか駅員に注意されなかったの?」
「何でJRは規制しないの?」「まるで貨物列車のよう」「1つ以上は有料にすればいい」「スーツケース1人最大2個までとか法律で決めてほしいわ」など批判の声が殺到。
あまりに尋常ではない荷物の量から、組織的な転売を繰り返す転売ヤーを疑う声もある。
拡散した写真について、JR東日本の担当者は「横須賀・総武快速線の車内で間違いありません」と回答。
電車内への手荷物の持ち込みについては「お持ち込みいただいた手荷物は膝の上にお持ちいただく、座席上の網棚をご利用いただくなど、1人でも多くのお客さまがお座りいただけるようにお願いしております。
また、お立ちの際や大きな手荷物の場合には、列車のドアや通路をふさがないなど、他のお客さまにご配慮いただきご利用いただくようにお願いしております」とマナーを呼びかける。
乗客としてこのような場面に遭遇した場合には「今回のような状況に限らず、車内でお気づきのことがございましたら、乗務員・駅係員・警備員までお声掛けくださいますよう、お願い申し上げます」と担当者。
あまりにも度を越えたマナー違反を許容しないための取り組みが求められる。
https://news.yahoo.co.jp/articles/e384b2e4aff2df3c03779...
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