イスラエルのジェノサイド裏付ける「十分な証拠」 アムネスティ報告書


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001 2024/12/05(木) 20:37:08 ID:btag9tx86w
国際人権団体アムネスティ・インターナショナルは4日、イスラエル軍がパレスチナ自治区ガザ地区の戦争で行っている行為について、「パレスチナ人に対するジェノサイド(集団殺害)」に該当すると信じるに足る証拠が集まったと発表した。

アムネスティは9カ月以上かけて収集した証拠を296ページの報告書にまとめ、イスラエル軍とイスラエル政府が国連の「ジェノサイド条約」で禁止されている5行為のうち3行為を犯したと指摘。イスラエルがパレスチナの民間人を大量に殺害し、重度の身体的危害や精神的危害を加えたとする多数の事例を挙げ、パレスチナ人に対して「全部または一部の身体的破壊をもたらすよう意図した生活条件を故意に課した」と結論付けた。

「イスラエルは来る月も来る月も、ガザのパレスチナ人を人権にも尊厳にも値しない人間以下の集団として扱い、物理的に彼らを破壊する意図を見せつけた」。アムネスティのアニエス・カラマール事務総長はそう指摘する。

イスラエルには、無差別の激しい空爆や地上攻撃、広範な民間施設の破壊、ガザ地区内での集団避難の強制、人道支援妨害の責任があるとアムネスティは指摘。「提示された証拠から導き出される合理的な推論は一つしかない。2023年10月7日以来、軍事作戦を含むイスラエルの行為にはジェノサイドの意図があった」と断言する。

ガザでのイスラエルの行為については、ジェノサイドとして国際社会から非難する声が相次いでいる。イスラエル軍はこれに対し、国際法の範囲内で行動していると反論した。

アムネスティはガザのイスラム組織ハマスについても、人口密集地周辺で活動して民間人を危険にさらした責任はあるとしながらも、それでもイスラエルが国際人道法に基づいて民間人を守る義務や無差別攻撃を回避する義務は免れないと強調する。

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002 2024/12/05(木) 20:39:19 ID:btag9tx86w
さらに、米国製のJDAM(統合直接攻撃弾)のような兵器の過剰使用にも言及。住民が寝ている午後11時から午前4時の間に予告なくそうした爆弾が使用され、人口密集地の住宅や病院が空爆されたケースもあるとした。

具体的な事例として、2023年12月、子ども11人を含む民間人少なくとも30人が死亡したラファの集合住宅に対する攻撃を引き合いに出している。

犠牲者の一人だった生後3カ月のアイラ・ナスマンちゃんは、母と祖母、5歳と4歳の姉妹と共に死亡した。生き残った父のアフマドさんは、4日間かけてアイラちゃんの遺体をがれきの中から掘り起こした。5歳の娘アルワちゃんの遺体は、爆発の衝撃でバラバラになっていたという。

今回の調査で焦点を当てたのは、イスラエルの空爆のごく一部にすぎないとアムネスティは述べ、イスラエル軍による無差別攻撃は、調査を行った9カ月の間、何度も繰り返されたと指摘する。

今回の戦争を通じた負傷者の驚異的な多さにも言及し、ジェノサイド条約で禁じられた「重大な身体的または精神的な危害を加える行為」に該当すると判断した。世界保健機関(WHO)は、7月下旬までに推定およそ2万2500人が、人生を一変させ、長期のリハビリを必要とする重傷を負ったと推定。3000人以上が手足を切断したと報告している。パレスチナ保健省は最近、負傷者の総数は10万人を超えたと発表した。

悪化を続けるガザの人道状況をめぐっては、イスラエルが民間人の生存に不可欠なインフラなどの破壊を繰り返し、ガザのパレスチナ人を「崩壊寸前」に追い込んでいるとした。

報告書には、ガザへの人道支援が妨害され、飢餓の危機が深刻化している実態を裏付ける証拠も盛り込まれた。国連によると、11月にガザに入った人道支援トラックの数は激減し、2023年以来の月間平均のわずか36%にとどまった。

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003 2024/12/05(木) 20:43:03 ID:btag9tx86w
パレスチナ人に対する集団避難の強制については、「危険かつ非人道的」と報告書は形容。民間人は繰り返しイスラエル軍の命令によっていわゆる「人道区域」に避難させられ、そこでは避難場所もほとんどない状態で何度もイスラエルの空爆の標的にされたと指摘した。

「イスラエルはガザの住民220万人の90%を、多くの場合は何度も繰り返し、縮小する一方の狭い土地へと強制的に移住させ、基本的なインフラさえない場所で、計算された死へジワジワと追いやる条件での生活を強制した」(報告書)

パレスチナ保健省によると、23年10月に戦争が始まって以来、ガザでは4万4000人以上が死亡し、10万4000人が負傷した。

アムネスティのカラマール事務総長は今回の報告書を国際社会に対する警鐘と位置付け、イスラエルに武器を移転し続ける国はジェノサイドの共謀者となる恐れがあると警告。「イスラエルに対して影響力をもつ国家、特に米国やドイツ、さらには欧州連合(EU)諸国や英国など主要武器供給国は、ガザのパレスチナ人に対するイスラエルの残虐行為を直ちに終わらせるため、今すぐ行動しなければならない」と述べ、「これはジェノサイドだ。今すぐ止めなければならない」と強調した。

https://www.cnn.co.jp/world/35226929.htm...

(ガザ北部ベイトラヒア 202410/29)
イスラエル軍「5階建ての集合住宅の屋上に双眼鏡を持った男が1人いたので
空爆で集合住宅を丸ごと吹き飛ばした」
→集合住宅が倒壊して子ども25人を含む90人以上が死亡
https://www.bbc.com/japanese/articles/c3rxw3e7e0q...

2024/11/22
国際刑事裁判所 ネタニヤフ首相などに逮捕状 外交活動制限も
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20241121/k1001464612...

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