米国のトランプ前大統領が7月13日(現地時間)、演説中に銃撃を受け負傷した事件で、
発生直後に同氏が拳を振り上げる様子を捉えた写真にソニーの「α9 III」が使われていたことがわかった。
TIME's new cover: Donald Trump survives shooting with nation on edge
https://t.co/eQxgKW1eztpic.twitter.com/SwfZ... — TIME (@TIME) July 14, 2024
写真を撮影したのはAP通信のカメラマンEvan Vucci氏。
同氏の写真は事件後瞬く間にネットで拡散し、決定的瞬間を捉えた「奇跡の1枚」として話題を呼んでいる。
写真はAP通信以外のメディアでも取り上げられたが、なかでもTIME誌はExif情報(撮影機材や設定などが記録されたデータ)が含む形で写真を公開。
記載されていたカメラの型番情報などから、ソニーのα9 IIIで撮影されたものであることがわかった。
同誌は8月9日号(7月15日発行)の表紙に、α9 IIIで撮影されたEvan Vucci氏の写真を起用。
当該号は7月16日現在、米国のAmazon.comで販売されている。
α9 IIIはソニーが2023年11月に発表したレンズ交換式カメラ。
新型センサーを搭載し、機械式シャッターに頼らず8万分の1秒という高速シャッターを実現。
連写性能は最大で毎秒120コマに達し、動きの激しい被写体との相性に優れたモデルとされている。
https://news.yahoo.co.jp/articles/c52cc2017f2d7e3d9cc1a... ◇ ◇ ◇
■「奇跡の1枚」を収めたソニー製カメラの値段
歴史を収めた報道写真として今後、燦然と輝くであろうこの瞬間を見事この構図で収めたのが、
エヴァン・ブッチ氏という、AP通信主席カメラマンとしてワシントンを中心に活動する報道カメラマンだ。
さすがにあのインパクトある写真を収めただけにタダ者ではなかったわけだが、その活動を支えていたのは、実は日本のメーカーの技術力によるものだった。
ブッチ氏が用いたカメラと望遠レンズはソニー製品だったからだ。
「AP通信では20年7月から、記者が使用するカメラとビデオはソニー製のものに統一されているんです。
そして実際にブッチ氏が用いていたカメラはソニーの『α9Ⅲ』というモデル。
市場価格ではおよそ88万円前後するものです」(同)
23年11月に発売されたモデルで、新型センサー搭載の8万分の1秒という高速シャッター、連射は毎秒120コマの優れモノなのだとか。
また望遠レンズは、正規価格でおよそ28万円。
合わせると100万円をゆうに超えるので、アマチュアカメラマンには高嶺の花か。
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