パリ五輪体操の女子代表主将の宮田笙子(19=順大)が、代表行動規範に違反した疑いでチームを離脱することが18日、分かった。
関係者によると、喫煙の疑いが浮上し、調査を進めている日本体操協会が同選手を事前合宿地のモナコから帰国させる見通し。
モナコで報道陣に公開された17日の公開練習に、宮田は姿を現さず、日本体操協会の田中光女子強化本部長は
「事情により今日は参加していない」として詳細は明らかにしなかった。26日開幕の五輪出場は不透明となっている。
宮田を指導する田野辺満コーチは18日、「調査していることは把握している。状況を見ている」と話した。
宮田は22年の世界選手権に出場し、平均台で銅メダルを獲得した。
今年4月の全日本選手権で初優勝し、5月のNHK杯では3連覇を果たして五輪出場を決めた。日本のエースとしてメダルの期待も高い。
22年の民法改正で、成年年齢が20歳から18歳に変わったが、喫煙と飲酒は従来通り20歳から。
エースに発覚した法律違反の疑いに、SNSには厳しい声も多く上がった。
「一生後悔するやつやな」「喫煙ダメでしょう」
「法律上は大人でもタバコはダメなんだよ。そもそもアスリートのタバコなんてあり得ないのに」
「未成年喫煙だったら問題だよね。しかも主将という立場で」
「法は法、守らないといけない。代表という自覚がないのか、子供なのか」「最悪のタイミングだ」。
また渡欧の際、「チームを引っ張らないといけない立場」と、主将として決意を語っていただけに、
「この時すでに『チームの足を引っ張る立場』ってことを宣言してたんやな」と、皮肉を込めた投稿もあった。
代表はく奪となれば異例の事態。1964年東京五輪以来、60年ぶりの団体総合メダルを目指すチームは、代表5人全員が10代。平均年齢17・8歳という編成で、
最年長19歳のエース離脱による影響は計り知れない。現地には16年リオ、21年東京と2大会連続出場中の杉原愛子(24=TRyAS)が補欠として同行している。
https://www.sponichi.co.jp/sports/news/2024/07/18/kiji/20...
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