無免許で「電動スーツケース」に乗って歩道を走ったとして、大阪市に住む中国籍の留学生が道交法違反(無免許運転)の疑いで書類送検された。
電動スーツケースの摘発は国内初だ。日本で販売を手掛ける関係者は、国内の販売実績が少ないことを踏まえ、
「外国人が持ち込み、使用するケースがほとんど」としたうえで、「懸念していたことが現実になった」と声を落とした。
電動スーツケースは、最大時速が13キロ程度出るものもある。スーツケースに腰を降ろした状態で、
ペダルなどを使わず電動機(モーター)のみで運転できることもあり、道交法上は「原動機付き自転車」に区分される。
ナンバーを付けず、免許がない状態で公道を走れば、摘発の対象となる。
日本で電動スーツケースの販売を手掛ける関係者は、「国内での利用はまだ広がっておらず、外国人が外国製の電動スーツケースを持ち込むケースがほとんど」と状況を説明する。
国内で販売する際は、公道で走ることが禁止されていることを明示し、注意喚起していたという。
電動スーツケースは、空港のロビーなどで使用するケースが多いが、公道で公然と使う外国人も少なくない。
関係者は「こうした使い方を心配していた」と残念がった。
今回、摘発された留学生は、大阪市内の歩道で電動スーツケースを「乗り物と思わず」、無免許の状態で運転していた。
この関係者は、「今回の摘発で、電動スーツケースの道交法上の区分も明確になった。
今後も、注意して販売したい」と話している。
https://www.sankei.com/article/20240626-OYJH6KZ5AZMVV...
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