気づいたら、へそのゴマがたまっていることはあると思いますが、その正体は何か知っていますか?
へそのゴマは放置して大丈夫なのかも、皮膚科医の森田先生に解説していただきました。
ーそもそも、へそのゴマの正体は何でしょうか?
・森田先生
へそのゴマの正体は垢です。皮膚はターンオーバーにより表面の古い角質をはがすことで、常に新陳代謝をおこなっています。
へそは窪んだ構造をしているため、はがれた古い角質がたまりやすく、皮脂などと混ざることで酸化して黒っぽい色に変色します。
ーへそのゴマは取った方がいいのですか? それとも、そのまま放置しても大丈夫ですか?
・森田先生
とくに症状がなければ放っておいても構いませんが、不要な汚れですのでニオイの原因になることがあります。
また、へその窪みが深い人が長期間放っておくと、へそのゴマが大きくなってこびりついてしまい、簡単に取れないこともあります。
そうならないためにも、定期的にケアしておくことをおすすめします。
ーへそのゴマを取ることで、どのようなリスクがありますか? 反対に、放置することによるリスクもあれば教えてください。
・森田先生
へそのゴマを取る際に強くこすったり、爪で引っ掻いたりすることで、皮膚の表面を傷つけて、そこから菌に感染する場合があります。
お風呂で優しく洗い、時々ワセリンや医療用のオリーブオイルなどでふやかし、綿棒で優しく掃除をする程度であれば通常は感染しません。
長期間放置した場合に、臍石(へそいし)という黒い石のようなできものがへそにできる場合があります。
ふやかして引っ張ると垢のかたまりが取れる場合もありますが、医療機関での処置が必要になる場合もあります。
また、不衛生でありニオイや感染の原因にもなります。
https://medicaldoc.jp/distribution/m-202406s0430...
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