■マンション解体 市の責任は? 議会追及も 「非常に遺憾」国立市長も寝耳に水
今週、住民の間に衝撃が走った完成目前のマンション解体の決定。
なぜ、こんな事態が起きてしまったのか。
市議会では市長の責任を追及する声が上っています。
・国立市 小川ひろみ議員
「近隣の住民も被害を受けていますから、二人三脚で開発事業を進めてきたのも国立市です。協定を結んでやってきたのも国立市です」
・国立市 永見理夫市長
「条例上の適正を期すために指導してきたのが市です。二人三脚で開発事業を進めてきたという今の発言は誤りですので、訂正していただきたい」
気色ばむ市長。さらに、こう釈明しました。
「私どもは、条例・法令に基づいて、適正な指導と適正な手続きをもって進めてまいりました。
この積水ハウスの“やり方”というのは、 非常に遺憾だと思っています」
■急転直下の解体決断…“寝耳に水”
そもそも国立市はマンションが建つことによる景観への影響について、どのように考えていたのでしょうか?
国立市が発行している基本計画によると、富士山の眺望に関して「周辺の建築物が富士山への眺望を阻害しないよう取り組みます」という文言が記載されています。
では市長が言う、業者への適正な指導とは、どのようなものだったのでしょうか。
・国立市 都市整備部長
「事業者に対し、富士見通り周辺からの富士山への眺望を周辺の建築物や住宅地の連続性に配慮し、高さや建物ボリューム感の低減を検討することとの指導書を交付しています。
ですので、富士山への眺望を配慮するという指導も行っている」
しかし、問題のマンションによって富士見通からは富士山が半分隠れてしまうことに…。
そして、急転直下の解体の決断。市長にとっても寝耳に水だったといいます。
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