中国最大の富豪で飲料メーカー国内最大手の農夫山泉を率いる鍾睒睒氏に対して、国家主義者たちが相次いで非難の声を浴びせている。
本人の愛国心の欠如を糾弾するこうした動きは同社の株価を直撃。売り上げにも悪影響を及ぼす恐れがある。
鍾氏と農夫山泉は、熱狂的に対象を攻撃するネットユーザーらにとっての最新の標的となった。
ボイコットの呼び掛けも起こり、通常は愛国的な国営メディアまでもが警戒感を示している。
現在中国政府は民間企業に対する後押しの強化を図り、経済低迷の対策の一助にしようとしている。
香港紙サウスチャイナ・モーニング・ポスト(SCMP)などが11日に報道したところによると、
中国のSNSには農夫山泉の製品を便器や台所の流しに捨てる動画をアップロードすることが流行のようになっているという。
江蘇省の複数の商店では「農夫山泉の製品は売らない」と宣言し、同社のロゴがついた冷蔵庫を撤去する様子をSNSにアップした。
現在、SNSには大量に捨てられた農夫山泉のからのペットボトル写真が急速に拡散されている。
同社が突然、不買運動の対象になっているのは、SNSを中心に「同社は親日企業だ」というウワサが急速に広がっているためだ。
一部のネットユーザーが「同社が販売している製品のパッケージ・デザインは日本の建築物に似ている」と主張すると、これに関連した疑惑が相次いで浮上した。
同社のミネラルウォーターのボトルの赤いふたについて「日本の日の丸の色を借用したものであり、ラベルの山も富士山を描いたものだ」という主張だ。(一部略)
https://www.cnn.co.jp/business/35216502.htm...
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