・「明太子は日本食」と言う日本人ユーチューバーに抗議した人はいたが、孔子を韓国人だと主張する人はいない
中国吉林省長春市に留学した弟がいるおかげで、たびたび中国の話を聞き及ぶことがある。
主に中国人の生活様式がどのように変わっており、同年代の中国人の友人の間では何が流行しているといった内容だ。
国際ニュースが伝えてくれない中国の90後(1990年代生まれ)世代の話は、時には興味深く、時には聞き慣れないものだ。
最近弟との会話で衝撃を受けたことがあった。先日インターネット上で「中国人は韓国人が孔子は韓国人だと言い張っていると思っている」という書き込みを見たとのこと。
それで弟に「本当か」と聞いたら、中国留学当時に聞いたことがあると言った。
初めてその話を聞いた際には、あきれて中国人の友人に「本当にそんなうわさが流れているのか」と尋ねたが、
その友人も急に表情が硬くなり「お前も孔子が韓国人だと思うのか」と真顔で問い返してきたという。
私が国際情勢にあまりにも鈍感だったのかもしれないが、中国は改めて遠い国のように思えた。
孔子が韓国人だなんて。これまで「明太子は日本食」と言う日本人ユーチューバーに抗議した人は見たことがあったが、孔子を韓国人だと主張する人は一人も見たことがない。
とんでもない話だが、問題はこんなデマが中国や台湾にかなり広がっている点だ。
2011年、台湾の馬英九総統(当時)が台北郊外のセントジョンズ科技大学(聖約翰科技大学)を訪問した当時、
ある韓国人留学生が「台湾で孔子と豆乳を韓国が盗もうとしているという誤解を受けている。誤解を解いてほしい」と求め、馬英九が代わりに釈明したことがあった。
(以下略)
https://www.msn.com/ja-jp/news/opinion/%E9%9F%93%E... ・明太子の起源・発祥|名前の由来|なぜ福岡が有名?
日本における明太子の歴史については諸説ある。中でも一番古いのは、明治時代に樋口伊都羽(ひぐちいづは)氏が初めて明太子作りを始めたという説である。
会津藩士の息子であった樋口伊都羽氏は明治時代に朝鮮半島に渡り、のちに漁業に従事するようになる。
その時にスケトウダラの卵巣がほとんど捨てられてしまうのを残念に思い、明太子として商品化することを考え始める。
明治40年には釜山で樋口商店を創業し、明太子の販売を開始。樋口氏の明太子は韓国だけでなく日本にも入ってきていたそうだ。
しかし終戦で樋口商店は廃業となり、戦後は韓国から明太子を輸入することが難しくなった。
戦後、朝鮮半島から日本へ引き上げて来た人は大勢いた。彼らにとって毎日のようにおかずとして食べていた明太子の味は忘れ難いものであったという。
なんとか再現できないかと、日本で明太子の試作が行われていくのである。
返信する