能登半島地震では、プライバシーが守られない避難生活が続き、女性らへの性被害も懸念される。
支援団体は、内閣府の性被害相談ダイヤル「#8891(はやくワンストップ)」の利用を呼びかける。
関係者は「気持ちを押し殺さず、災害時だからこそ声をあげてほしい」と話している。
◆支援と引き換えに性的行為要求したケースも
大学教授らでつくる「東日本大震災女性支援ネットワーク」がまとめた調査結果によると、同震災時は避難所で着替えをのぞかれたり、夜に男性が布団の中に入ってきたり、
支援を引き換えに性的な行為を要求されたりした事例があった。
被害者と加害者がともに被災者なため被害を訴え出にくく、泣き寝入りするケースも少なくないという。
「性暴力被害ワンストップ支援センターとやま」(富山県)の木村なぎセンター長は「災害時は心身のケアが後回しになりがちだ。
性被害を受けている可能性がある人がいれば、相談窓口を紹介してほしい」と呼びかける。
◆車中泊で10代女性にわいせつか 金沢市の19歳男逮捕
能登半島地震の発生直後、石川県輪島市内で家族と車中避難していた10代の女性の体を車内で触ったとして、
県警は20日、不同意わいせつの疑いで金沢市、自称アルバイトの男(19)を逮捕した。
県警によると、石川県内の被災地で性犯罪による逮捕は初めて。男も被災し、車に同乗させてもらっていたという。
逮捕容疑は1~3日ごろ、女性の家族が駐車していた車の中で、女性の体を服の上から複数回触ったとされる。容疑を認めている。
女性は家族とともに能登地方に帰省中に被災。家族の車で避難し、輪島市内で同乗させた男と車中泊をしていたとみられる。
女性の家族から警察に被害の相談があった。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/30415...
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