●昇給率見込み、家賃、税金、教育費など10の指標を分析
●2位は香港で、上海とシドニーが後に続く-5位はシンガポール
あなたは新年に転居を考えているだろうか。以下にアジア太平洋地域の5つの主要金融ハブを生活コストの面でランク付けしてみた。
ブルームバーグが昇給率見込み、家賃、税金、教育費など10の指標を分析した結果、東京が首位となった。東京はインターナショナルスクールの学費が比較的低いほか、家賃も安定的である上に、居住者はテスラのスポーツタイプ多目的車(SUV)「モデルY」の上位バージョン「パフォーマンス」を約5万ドル(約710万円)で購入できる。
新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)以来、駐在員の流出に見舞われている香港が2位となり、上海とシドニーが後に続いた。最近世界で最も生活費の高い都市となったシンガポールは5位だった。
【1位. 東京】
金融マネジャーの年俸:9万8094ドル(マイケル・ペイジの2023年予測に基づく)
ミシュランの星付きレストランの数:183
米歌手のテイラー・スウィフト、英バンドのコールドプレイのコンサート:あり
東京の生活費は多くの項目で、域内の他の金融ハブよりも低い。また、食通にとってありがたいのは、東京には他の都市よりも多くのミシュランの星付きレストランがあることだろう。
岸田文雄首相は、外国人の高所得者に永住権の早期取得を認めるなどの受け入れ策を打ち出している。 そのため、東京の外国人労働者の人口がここ数年で増加しているのも驚きではないかもしれない。
ヨハンナ・ショメイルさんは1年前、ドイツに本社を置くヘンケルの転勤を受け入れ、夫と3人の子どもを連れてパリから東京に引っ越してきた。
ショメイルさんは「日本はとても清潔で、大気汚染のレベルも極めて低い。来日時に末の子どもは2歳だっため、これは重要だった」とし、「日本人は本当に礼儀正しく、それは私たちが子どもに望んでいた素晴らしい価値観だ」と話す。
しかし、ショメイルさんと夫にとっては言葉が障壁となっている。夫はまだ東京で仕事を見つけておらず、日本以外のアジアの顧客に対してコンサルティングを行っている。
東京は所得税率も比較的高い。
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