若く見える服装は何か。医師の和田秀樹さんは「質のいいスーツは長く着られるし、年齢を若く見せる。
同様に老舗旅館や料亭の女将さんが顔をよく見たら70代くらいの女性でも、年齢を感じさせないのは、よい着物を着ているからだ。
見た目をよくするために、よい服にお金をかけるのは投資である」という――。(中略)
■ファストファッションの功罪
経済状況の違いにもよると思いますが、海外では年をとるほど、服にお金をかける傾向があると思います。
逆に日本の場合、年をとればとるほど、服にお金をかけなくなるような気がします。そして、それが見た目年齢を老けさせる原因にもなっていると思います。
服にお金をかけない人が、服を買うのがファストファッションの店です。
ファストファッションは、一説には、「最新の流行を取り入れながら低価格に抑えた衣料品を、短いサイクルで世界的に大量生産・販売するファッションブランドやその業態」とされていますが、
日本のユニクロやGU、スウェーデンのH&M、スペインのZARAといった店です。
こうしたファストファッションの特徴は、誰にでも似合うようにつくってあることだと思います。
だから、普段はファッションに関心がない人が着ても、それなりにまともなかっこうに見えたりします。
若い人ならそれでもよいのかもしれません。
でも、60代や70代の人が着るには、ちょっと貧乏くさいような気がします。
ところが、多くの人は、年をとったらファストファッションでいいじゃない? と思っているようなのです。
私も旅先で替えの下着がないときなど、ファストファッションの店に行くことがあります。
そこで、私と同じくらいの年齢なのに、けっこう老けて見える男性を目にすることがあって、「やっぱりよい服を買わなきゃ」と反省したりしています。
何を着るかは人によって考え方があると思いますが、私は年をとっているからこそ、よい服を着るべきだという考え方なので、
経済状況が許す限り、できるだけ服にはお金をかけてよいと思っていますし、かけるべきだとも思っています。
あと何十年かしか生きられないのですから、若いとき以上におしゃれをして、人生を楽しんだほうがよいのではないでしょうか。
■見た目をよくするために、もう少し服にお金をかける
私の服にお金をかけるべきだという意見には、今の60代以上の方であれば、ある程度共感してもらえると思っています。
ところが、今の若い人たちは、服にお金をかける必要はないと思っている人が多数派のようです。自分の娘たちを見ても、そんなに服には興味がないようです。
確かに、今の30代ぐらいの子たちは、ファストファッションしか知らないわけですから、服についてはそれでよいと思っているのでしょう。
(記事から一部抜粋)
https://news.yahoo.co.jp/articles/622c55bcbd3eea840c81c...
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