パレスチナ自治区ガザ地区で撮影されたとみられる複数の画像が7日、ソーシャルメディア上に拡散した。画像には、イスラエル軍に拘束された大勢の男性たちが下着のみの姿となって地面にひざまずく様子が写っている。男性らは目隠しをされている。軍用車両の荷台に大人数が押し込められた画像も出回っている。
拘束の正確な状況や日付は不明だが、一部の拘束者の身元は同僚や家族によって確認されている。
少なくとも一部の男性らは民間人で、知られる限り武装組織とは関係がない。CNNと彼らの親類の一人との会話で明らかになった。また彼らの雇用者の一人も同様の内容を声明で述べた。
一件の拘束に関して画像を投稿した人権団体は7日、ウェブサイト上で「イスラエル軍がパレスチナ人の民間人数十人を拘束し、厳しく虐待している」と主張した。
同団体に入った報告によれば、イスラエル軍は無作為かつ恣意(しい)的な拘束活動を避難してきた人々に対して行ったという。拘束された人々の中には医師や学者、ジャーナリスト、高齢男性らが含まれる。
イスラエル国防軍(IDF)は、画像にまつわるCNNからのコメント要請に応じていない。CNNは複数の画像の位置情報を確認し、ガザ市北郊のベイトゥ・ラヒアだと特定した。
イスラエルのメディアは画像について、投降したイスラム組織ハマスのメンバーを写したものだと指摘したが、情報源は示さなかった。
IDFのハガリ報道官は7日の記者会見で、ハマスとの戦闘時、「当該の地域に残った人々が徐々に姿を現した」と説明。拘束した上で、各自ハマスとの関係の有無を調べるとした。
「全員を拘束し、尋問する。引き続きこれらの拠点を一つずつ排除していく。完遂するまでだ」(ハガリ氏)
報道機関ニューアラブは7日の声明で、自社の特派員1人とその家族数名が画像に写る拘束された人々の中に含まれていると明らかにした。これらの人々は拘束後、どこか分からない場所へ連れて行かれたという。
ニューアラブの編集主幹は、当該の特派員とその家族が依然として行方不明だと述べた。
別の拘束者の親類は米国の自宅からCNNの取材に答え、「通りに現れたイスラエル軍が男性全員に出てくるよう呼びかけ、男性らはそれに従った」と述べた。この親類の男性は、現在ガザにいる姉妹と連絡を取っているという。
男性は画像や動画で確認したいとこや兄弟について、店主や建設作業の手伝いとして働いており、いかなる活動にも関与していないと語った。
https://www.cnn.co.jp/world/35212530.htm...
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