まあ、強いて言えばイランが元凶だな。
アラブ世界の大半はもうイスラエルと仲良くやる方向なのに
ペルシャ人のイランがイスラエルを敵扱いしてる。
今のイスラム政権が1978年のイラン革命で生まれた時から
国家憲章にイスラエルを敵と規定してる。
ハマス、ヒズボラ、フーシーの資金提供者はイランなのはご存知の通り。
この3つがイスラエルと戦闘をしてる。アラブ人系はいない。
もちろんイランの指示があるわけでイランが出てこなければ
こうはなってなかったかもしれない。
そのくせイランがハマス以上に影響力を持ってるヒズボラは
イスラエル攻撃してますよ程度の攻撃しかしない。これは日常の紛争の範囲。
それは本気でイスラエルとヒズボラが戦争すればヒズボラが負けるのはわかっているから。
ヒズボラはイラン革命防衛隊が直で指揮していてイラン人も多くいる。
戦力も間接的援助のハマスとは段違いで高い。
ヒズボラはレバノンを事実上支配し、イランの傀儡政権で統治してる。
しかし、イスラエルと本気で戦えばそのヒズボラが壊滅してしまう。
レバノンを失う上、イラン本国も攻撃対象になってしまう。
そうでなくてもイランは西側の経済制裁で国内経済はボロボロ。
国民の不満は政権に向かってて、ヒズボラやハマスへの援助をよく思わない国民も多い。
そこにイスラエルからミサイルが本土に飛んできたら反政府が本格的に盛り上がってしまう。
イスラエルを倒せという方向性も出るだろうが絶対に挙国一致にはならない。
なんでハマスのことで巻き込まれて死ななきゃならんのだと大方のイラン国民は思ってる。
イランは民衆の反体制運動で何度も国の体制が変わってきた歴史がある。
この前までヒジャブ問題で国内のあちこちで反政権運動が大きく盛り上がったから
きっかけさえあれば、いつ民衆の革命が起こってもおかしくはない。
だからハマスの援護に参戦してこない。
今のままが一番よく、イスラエルのイメージダウンが進むのを願ってる。
焚き付けはしたが、ここまで本格的にハマスがテロを仕掛けるとは思ってなかったのだろう。
ある意味目的達成はされたが、今さら参戦できないので、
ハマスを見捨てるしかない。それがイラン。
この国がこの紛争の原因と言っても過言ではない。
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