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「旧統一教会の票を“割り振る”と言われ…」自民議員が実態証言 参院選でも“政治と宗教の関わり”が|TBS NEWS DIG
安倍元総理の銃撃事件をきっかけに注目が集まっている政治と宗教の関わり。自民党の国会議員が前回の参院選でも「旧統一教会の票の割り振りがあった」と証言。票の差配に“派閥の長”が関わっていたことが明らかになりました。
■旧統一教会の組織票 派閥トップが“振り分け”か
一方、今回の銃撃事件をきっかけに政界と旧統一教会の関係が注目されています。
山上容疑者の供述
「どうしても、統一教会が許せず、そこにつながっている安倍元総理を散弾銃で撃った」
安倍元総理は2021年9月、旧統一教会の友好団体のイベントにビデオメッセージを送っていたことがわかっています。
安倍元総理のビデオメッセージ
「UPF(天宙平和連合)の平和ビジョンにおいて家庭の価値を強調する点を高く評価いたします」
自民党の参議院議員が7月10日に行われた参院選でも、旧統一教会の組織票が動いていたと証言しました。
自民党 青山繁晴参院議員
「(ある議員が)自分の所属する派閥の長から『旧統一教会の票を割り振る』と言われたと」
選挙前、青山議員の同僚議員は、所属する自民党のある派閥トップから“旧統一教会の支援”を受けるよう指示されたと言います。
自民党 青山繁晴参院議員
「『背景には自分が選挙にあまり強くないということがあって、確実に当選させるという目的で派閥の長が仰ってくださったのは良くわかる』と。『ただし、自分の考えと旧統一教会の在り方が相容れないので即座に断った』と」
派閥トップはその後、組織票を他の議員に振り分けたようだと同僚議員は話したといいます。青山氏が派閥トップに直接、事実関係を質すと・・・
自民党 青山繁晴参院議員
「『旧統一教会の支援や票を割り振っておられるんですか』というふうにお聞きしたところ『あ、やってるよ』と。『全部丸抱えで当選させるわけじゃなくて、足らざる部分を補うんだ』ということを仰ったので、『僕はそれでもだめです』と申し上げました」
自民党には派閥トップが複数いますが、青山氏は誰かは明かせないとしています。
青山氏は旧統一教会から支援を受けているならば、候補者自らがその事実を公表して選挙に臨むべきだと考えています。派閥トップに票の振り分けをやめるよう訴えると・・・
自民党 青山繁晴参院議員
「『それを知らずに投票した人が、後からそれを知ったら、どうなるんですか?』と。『主権者にとったら、もう二度と選挙行きたくないだろうし、候補者にとったら、どれほどの信頼の失墜になるか。それをお考えになりませんか?』という風に、厳しく申し上げました。『とりあえずその割り振りを止めてください』、この言葉通り言いました。『やめてください』と。それに対して(派閥の長から)答えはなかったです。じっと目を見ておられました」
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