中国との情報戦に負けるな 風評被害を起こしている奴は誰だ まず中国政府が喜ぶことを言うのはやめる
外務官僚が頑張っているのに比べ、自民党の政治家の反応はイマイチだった。まず、野村哲郎農水相の「まったく想定していなかった」という発言はイカン。世界中からバカにされる。
河野太郎デジタル相の「中国の団体のお客さんが日本のすしや刺し身を食べてくれる」という発言もダメ。なぜ中国に媚びるのか?
中国のやり方は感情的な「けんか」であり、情報戦争である。こちらは冷静に緻密に対抗しなくてはいけないので、政治家のユルーい発言は勘弁してほしい。
野党・日本維新の会の松井一郎前代表が、夕刊フジの連載「以心伝心」で、石原慎太郎元東京都知事の言葉を引用して、「科学が風評に負けるのは国辱」と述べたのは大変良かった。
毎日新聞の「処理水放出、科学的根拠だけでいいのか」(22日付)という記事にはガッカリしたが、日経新聞までも「科学を隠れみのにするな」という記事を出していたのには驚いた。
これらの記事を、習近平(国家主席)が読んだら大喜びするだろう。
福島の飲食店などに中国発信とみられるイタズラ電話が相次いでいる。中国の日本人学校に投石などの嫌がらせも起きている。日本への旅行をキャンセルする動きもある。
これまで何度も中国政府がやってきた「反日」キャンペーンや、オーストラリア、韓国、台湾への嫌がらせに相通ずるものがある。実は十分に対抗できるのだ。
いい例が台湾のパイナップルで、中国に禁輸された後、販路を日本に変えるための補助金を台湾政府が拠出し、日本も輸入を増やして結果的にうまくいった。
われわれがやるべきことは簡単だ。まず中国政府が喜ぶようなことを言うのはやめることだ。政府は毅然とした態度で中国に接し、日本の水産物を守るための方策を考えることだ。
中国向け輸出で最も多いホタテについては国内に加工場を作るという話がすでに出ているが、早く手を打たねばならない。インバウンド狙いの「ブライダル補助金」とか、所得制限なしの「ガソリン補助金」とか、今はそんなことをやっている場合じゃないだろう。
https://news.yahoo.co.jp/articles/a29d543bbef2e7d6c4350...
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