「膝が痛いから外遊しない」…「汚染水」失言の野村農水相が「省内でずっと評判が悪い」ワケ
省内に渦巻く不満
その1つが、野村氏が海外出張に非常に消極的だったという問題だ。
農水省関係者によると、野村が大臣に就任してから間もない昨年9月、インドネシアでG20農業大臣会合が行われたが、このとき省内では「ぜひ外交デビューの場として行ってほしい」と大臣に強く働きかけた。
しかし、野村は「膝が痛い」との理由で出張を拒否。
代打で行く予定となった野中厚副大臣もコロナに感染してしまい、結局、この会合には藤木眞也農水政務官がオンラインで出席するにとどまった。
農水省関係者は語る。
「去年から今年にかけてはG7広島サミットが行われるということもあり、日本には各国が注目しているタイミングだった。多くの国が集まるG20農業大臣会合などは、その裏で二国間のバイ会談を重ね、日本の農産品や水産物の輸出などについて意見を伝えるまたとないチャンス。大臣がそれに出席しないとなると、日本が国際会議を低く見ているとも取られかねない」
「疲れるから……」
さすがに国際会議への欠席を続けるわけにはいかないと考えたのだろう。その後、野村は今年1月にベルリンで開かれた64ヵ国・機関が参加した農業大臣会合に出席するためドイツへ出張。
また、6月にはハイデラバードで開かれたG20農業大臣会合へ出席するためインドに出張をしたが、インド出張の際には「疲れるからなるべく短くしてほしい」という大臣の要望を受けて、1泊は機中泊という2泊4日の弾丸日程となったという。
こうした姿勢に関係者は「野村は内政肌の政治家で、そもそも外交にはあまり興味がないのでは」とため息をつく。
野村は、普通は立って行う大臣の定例記者会見も椅子に座って実施している。
今年に傘寿を迎える身体には、大臣という職務は重たすぎるのかもしれない。
しかし、それで大臣の仕事を全うできないのであれば、国益の損失に繋がり、岸田首相の任命責任も問われてくることになるだろう。
「悪い人ではないけれど、ただの良いおじいちゃんでしかない。次はしっかりと仕事ができる若い人が大臣に来て欲しい」(農水省関係者)
https://news.yahoo.co.jp/articles/1d80c73a9013c7b4a1635...
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