処理水はトリチウム以外の核種も除去されてないという事実
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001 2023/08/24(木) 06:31:36 ID:ahQ6tbxpes
https://foejapan.org/issue/20210413/3523... タンクにためられている水には、トリチウムが約860兆ベクレル含まれている。これに加え、建屋や炉内に約1,200兆ベクレル残留していると推定されているが、定かではない。
トリチウムのみならず、セシウム134、セシウム137、ストロンチウム90、ヨウ素129などの放射性物質が残留し、タンク貯留水の約7割で告示濃度比総和1を上回っている1。トリチウム以外の核種が残留していることがはじめて明らかになったのは2018年の共同通信2による報道によってであり、それまで東電はトリチウム以外の放射性物質は除去し、基準を下回ると説明していた。
現在、東電はトリチウム以外の放射性物質について「二次処理して、基準以下にする」としているが、どのような放射性物質がどの程度残留するか、その総量は示されていない。
政府は最大年間22兆ベクレルのトリチウムを海洋中に放出するとしている。原発事故以前、福島第一原発からの海洋中へのトリチウムの放出は年間1.5~2.5兆ベクレルであった3。すなわちその約10倍の量のトリチウムを、数十年にわたり海洋に放出することとなる。
東電は、仮に処理汚染水を海洋放出する場合、希釈してトリチウム濃度を1,500ベクレル/リットルにするとしている。一部メディアが、これを「基準の40分の1に薄めて放出」としているが、これはミスリーディングである。6万ベクレル/リットルはあくまでトリチウム単体であった場合の基準である。福島第一原発では、地下水バイパスからの排水のトリチウム濃度を決める際、敷地境界線上における法令上の基準である年間追加線量1ミリシーベルトを達成するため、敷地内の施設からの放射線量など他の線源を考慮し、排水からの影響を約2割とし、また、排水に含まれる他核種も考慮に入れて1,500ベクレル/リットルと決められた経緯がある。つまり1,500ベクレル/リットルは、あくまで規制上の要求であったことに注意が必要である。
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